「ゼルビアTimes」郡司聡

“夢のスコア”で愛媛を粉砕。ゴールラッシュを導き出したゲームマネジメントの妙【愛媛FC戦/マッチレビュー】

■明治安田生命J2リーグ第20節
6月27日(日)19:00キックオフ
町田GIONスタジアム/1,723人
FC町田ゼルビア 5−0 愛媛FC
【得点者】町田/41分 吉尾海夏、50分 吉尾海夏、58分 平戸太貴、67分 吉尾海夏、90+3分 太田 修介

▼薄氷のゲームを変えた41分の分水嶺

90+3分、鄭大世からのパスを引き出した太田修介が絶妙なボールコントロールから左足のシュートを沈めると、スコアボードが5−0を刻む。第1クール最後のホームゲームは、“夢のスコア”によるエンディングが待っていた。

ここまでホームでわずか2勝。ファン・サポーターの溜飲を下げるかのようなゴールラッシュに、神秘的な雰囲気に包まれた「天空の城 野津田」は湧きに湧いた。

翌日の誕生日を祝うかのように、吉尾海夏がハットトリックを達成したことを筆頭に、元チームメートである秋元陽太が守るゴールをこじ開けること、5回。結果的に大差がつく格好になったが、そこまで両チームを分けた差は、何だったのだろうか。

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