「ゼルビアTimes」郡司聡

神谷優太&仲間隼斗(柏)/浦和を粉砕した太陽王の新風。“J2卒業生”が抱くメンタリティー【編集長の取材ノートから/コラム】

■明治安田生命J1リーグ第6節・7月22日(水)19:30キックオフ
埼玉スタジアム2002/4,127人
浦和レッズ 0−4 柏レイソル
【得点者】柏/32分 ヒシャルジソン、51分 オルンガ、56分 仲間隼斗、89分 神谷優太

【J1リーグ第6節・浦和レッズvs柏レイソル ハイライト】

▼“個人昇格”の時代に

町田サポーターにとっての柏レイソルと言えば、残留を目指す昨季のホーム最終戦で0−3と痛い目にあわされた相手として深く記憶に刻まれていることだろう。しかも昨季の2戦合計のスコアは0−4。第2節での対戦こそ接戦だったが、“超J2”と言っていいチームに対して、意地の爪痕を残すのは難しかった。

ネルシーニョ監督率いる柏は今季、J1の戦場に復帰し、日本のトップリーグを戦っている。そして直近の試合では埼玉スタジアム2002で浦和レッズと対戦。前半に作られた決定機をGK中村航輔が何度も阻止し、相手のミスを突いて先制点を奪取。後半は3ゴールを重ねて4−0の圧勝を飾っている。

得点者リストを含めて、メンバー表には町田サポーターにとって見覚えのある名前が並んでいた。浦和戦の先発メンバーには仲間隼斗、神谷優太。そしてベンチメンバーには瀬川祐輔、呉屋大翔。前者は柏戦で2点を奪われ、後者は昨季V・ファーレン長崎に所属し、町田戦で3ゴールを叩き込んだため、最もインパクトの強い選手だろう。また仲間もカマタマーレ讃岐やファジアーノ岡山で苦しめられてきた選手として記憶に残っているに違いない。その点、最も実害が少なかった選手は愛媛FCでプレーしていた神谷なのかもしれない。

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