「ゼルビアTimes」郡司聡

相馬直樹監督「判断の部分で少し迷ってしまうといったプレーが多かった」+愛媛・川井健太監督、近藤貴司【愛媛FC戦/監督・選手コメント】

■明治安田生命J2リーグ第39節・11月3日(日)15:00キックオフ
ニンジニアスタジアム/3,720人
愛媛FC 2-0 FC町田ゼルビア
【得点者】愛媛/24分 近藤貴司、73分 山崎浩介

◼︎相馬直樹監督(町田)
――まずは試合の総括をお願いいたします。
「町田からたくさんのサポーターのみなさんにいただき集まっていただきました。ただ、欲しかった勝ち点3もそうですし、勝ち点1を持って帰ることができず、非常に残念な結果になってしまったことを申し訳ないなと思います。

ゲームについては、立ち上がりこそゴールへ向かうということや今週チャレンジしてきたことを出せた部分があったのですが、恐らく二つ目の相手のチャンスを決められる形となったことで、少しそのあたりから流れ的にわれわれの落ち着きがなくなり、愛媛さんは落ち着きが出た中で、それがそのままゲームの最後まで続いてしまったのかなと思います。ハーフタイムにも早めに選手交代などで動きましたし、指示としても、もう少し前に向かう意識を持とうと伝えたのですが、なかなかそこを出すことができずに、0-2という結果になってしまいました。

立ち上がりは少し良い部分もあったのですが、全体を通してなかなか勇気があるプレー、そして判断の部分で少し迷ってしまうといったプレーが多かったかなと思います。残りのゲームの中では、選手たちのメンタル的な部分もそうですし、もう一度やるべきことを整理してあげることも含めて、しっかりと戦いに向けて良い準備をしていかないといけないのかなと思っています。ただ、ここから残り3試合は厳しい戦いになると思いますが、しっかりと乗り越えられるように選手たちとトレーニングをしていきたいと思います」

 

――序盤の時間帯を除いて、相手の背後を使うことを忘れるというか、相手の嫌がることをやるという前提の部分が抜けていた印象を受けたのですが、監督の目にはどう映っているのでしょうか?
「当然途中から入る選手などにもそういう話をして入れていますが、そういったことを出せなかったですし、もちろん愛媛さんに消された部分も多少あるかと思います。ただ一つ迷いがあるとは感じています。そのことに関しては、自信もそうですし、やるべきことを整理することを含めて、そういったことをやっていかなければ勝てるゲームは出てこないのかなと思います。もちろんタイミングを合わせるということも大事ではありますが、ただ今日に関しては、そういうゲームになってしまったことが現実だったと思います」

 

◼︎川井健太監督(愛媛)
――まずは試合の総括をお願いいたします。
「ファン・サポーターのみなさまと一緒に勝ち点3を取れて、またホームで勝てたことを非常にうれしく思います。今日の選手たちの戦う姿勢の部分はいろいろな意味で気づかされて、再認識できた部分があります。良い試合だったと思います」

 

――まさに戦う姿勢の出た良いゲームでしたが、ファイトする姿勢、球際の攻防などはいかがでしたか?
「われわれのスタイルの中で粘り強さ、我慢強さはこのクラブのスタイルとして受け継がれてきたものです。今日に関しては、自分たちが負けない部分を取り戻すゲームができたと思います。誰一人サボらずにやってくれましたし、それは再認識させられた部分です。見ていても楽しいサッカーをできていたと思います。あれだけ熱中して戦ってくれると、こちらにも伝わるものはありますし、今日は彼らはプロだったなと思います」

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