「ゼルビアTimes」郡司聡

相馬直樹監督「後半は多少攻撃の迫力を出せたが、迫力があまり出ない試合となった」+鹿児島・金鍾成監督、アン・ジュンス、韓勇太、中原秀人【鹿児島ユナイテッドFC戦/監督・選手コメント】

■明治安田生命J2リーグ第36節・10月13日(日)17:00キックオフ
町田市立陸上競技場/3,009人
FC町田ゼルビア 0-0 鹿児島ユナイテッドFC

◼︎相馬直樹監督(町田)
――まずは試合の総括をお願いいたします。
「まずは昨日、台風19号が上陸した中で、昨日の夜も大変だった方もいらっしゃったと思います。スタジアムまでの道のりでも通行止めになるところもある中で、試合に関しては、キックオフが2時間遅れで無事に開催できました。試合を開催できたことは、運営に携わる方々の努力の結果だと思っています。またスタジアムにサポーターとして集まっていただいた方々に対しても、ありがとうございましたとお伝えさせてください。ホームゲームではあるので、火の出るような試合をして勝利することで喜びたいと思っていましたが、勝つには足りない結果になりました。ただ選手たちは最後まで力を尽くして戦ってくれたと思っています。

 

ゲームのほうですが、鹿児島さんはこれまでのゲームと違い、パワーのある2トップを起用してきました。その中で長いボールを使ってくるのは予測していましたが、セカンドボールを拾い合う戦いとなった中で、われわれのほうが思ったよりもセカンドボールを拾えませんでした。自分たちが入れたボールにせよ、もう少しマイボールにしたかったです。相手がデザインして入れたボールに対しては仕方がない部分はありますが、特に前半は自分たちで狙いを持ってボールを入れるのであれば、そのセカンドボールをもう少し拾う必要がありました。

 

ただ相手はわれわれの縦の部分を意識した中で引いてきたので、その中でも下でボールを動かすとか、もう少しできることがありました。もう一つは、ゴール前でのスピード感や迫力のなさが出てしまいました。ピッチが冬芝に変わっている影響もあってか、ボールがまとわりつくような状況だったため、お互いにパススピードが弱くなる、スピードが上がらない要因になりました。もう少し判断が良ければ、良いボールを入れることができたとは思いますが、前半から最後の場面で迫力を出し切れませんでした。後半は多少攻撃の迫力を出せましたが、迫力があまり出ない試合となりました。

 

今のチーム状況では、勇気を持ったプレーが難しいのかなと思っています。これからは今とあまり変わらない状況で戦うことになるだろうと思っていますし、早く抜けることに越したことはないですが、抜け出すためにも必要なことは勇気のあるプレーです。また勇気を持ったプレーをカバーする周りの姿勢も必要です。選手たちにはそういう話をした中で彼らをピッチに送り出していますが、勇気のあるプレーをもう一段、高いところでできるように準備をしていきたいです」

 

◼︎金鍾成監督(鹿児島)
ーーまずは試合の総括をお願いいたします。
「ここ数試合は、前半の早い時間帯に失点をしてしまう状況が続いていたので、その流れを断ち切りたいということにウェイトを置くと、ウチの攻撃に迫力が出ないというジレンマのあるような試合だったかなと。町田さんのプレッシャーも含めて、攻撃の迫力が出ませんでした。われわれとすれば、あの内容では点を取るのは難しいですね。攻守のバランスを崩さずに、いかに点を取っていくかが課題ではありますが、その中でいかに勢いを持って攻撃できるか、ボールを動かせるかどうか。それを解決することが勝つためには必要かなとあらためて感じる試合になりました」

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