「ゼルビアTimes」郡司聡

【★無料公開】戸高弘貴「チームの力になれることを証明できるような結果を残したかった」【アビスパ福岡戦/選手コメント】

■明治安田生命J2リーグ第21節・6月30日(土)18:00キックオフ
レベルファイブスタジアム
アビスパ福岡 2-2 FC町田ゼルビア
【得点者】福岡/11分 松田力、24分 岩下敬輔 町田/83分 中島裕希、85分 戸高弘貴

 

【マッチサマリー】

前半戦ラストマッチ・アビスパ福岡戦は、試合開始から相手に押し込まれる展開となった。トップのドゥドゥやセカンドトップに入った城後寿を中心に、攻撃時には右サイドで人数を割きながら数的優位を作り、町田のコンパクトな陣形のスペースをかいくぐって福岡はアタッキングエリアに侵入。前半のシュート数を1本に封じられる中、左サイドを突かれる形から先制点を許し、24分にはCKから岩下敬輔にミドルシュートをブチ込まれてしまった。

2点のビハインドで迎えた後半は、運動量の低下した福岡の隙に乗じて相手を押し込み、主導権を掌握したものの、効果的なアタックを繰り出せずに終盤を迎えた。しかし、そうした苦しい戦況を一つのセットプレーで打破していく。

83分、右サイドでFKを得た町田は“アシストメーカー”平戸のプレースキックから中島裕希がヘディングで合わせて反撃の狼煙をあげると、直後の85分にもカウンターから最後は戸高弘貴が復帰後初ゴールを決めて追いついた。

「3点目を取れるチャンスがあった」(中島)町田だったが、大逆転にまでは至らず。しかし、敗戦もチラつく中、終盤に追いつく執念を見せて、福岡から勝ち点1を持ち帰った。

■戸高弘貴
ーーけがからの復帰戦となりました。どんな気持ちで途中から出場したのでしょうか?
「長い間試合に出られていなかったので、チームの力になれることを証明できるような結果を残したいと思って試合に臨みました」

ーー同点に追いつく形となったゴールシーンを振り返ってください。
「(平戸)太貴が冷静にボールを折り返してくれました。そこまでボールがくるまで時間があったことでシュートを打つ準備をする時間がありましたから、落ち着いて決めることができました」

ーードリアン・バブンスキー選手が入ってきてからはボランチのポジションに移りました。どんな役割だと認識してプレーしていたのでしょうか?
「セカンドボールを拾えない時間帯がありましたし、ゴールにつながった場面も相手のセカンドボールが拾うのがあいまいな状況からでした。長い距離を走ればみんながゴール前までボールを運んでくれるので、ボランチでのポジションでもシュートチャンスがあるかなとは思っていました」

ーー交代出場後のファーストプレーから試合にはスムーズに入れたでしょうか?
「簡単なミスもありましたし、ミスを減らさないと、点を決める確率も減っていくと思うので、ミスをなくしていきたいです」

ーー復帰戦でゴールという結果を残しました。この結果をこの先にどのような形でつなげていきたいですか?
「与えられた出場時間の中で監督の信頼を勝ち取れるように頑張っていきたいです」

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