「ゼルビアTimes」郡司聡

【★無料公開】土居柊太「結果で期待に応えられずに悔しい気持ちでいっぱい」+小島雅也【愛媛FC戦/選手コメント】

■明治安田生命J2リーグ第17節・6月2日(土)16:00キックオフ
町田市立陸上競技場/3,610人
FC町田ゼルビア 2-1 愛媛FC
【得点者】45分 中島裕希、84分 鈴木孝司(PK) 愛媛/37分 西田剛(PK)

 

【マッチサマリー】

開始5分に左サイドハーフで先発した杉森考起がシュートを放つなど、町田は立ち上がりからエンジン全開で愛媛FCゴールに迫った。しかし、チャンスを作りながらもなかなかゴールを割れずにいると、36分に左サイドを攻略される形で西田剛に左足シュートを打たれてしまう。さらにこの西田のシュートがCB大谷尚輝の手に当たり、PKを献上。愛媛に先制点を奪われてしまった。

そして先制されたあとも小池純輝と近藤貴司が近い距離感を取りながら左サイドで数的優位を作ってきた愛媛に苦しむ。しかし、町田は前半終了間際にFKの展開から、杉森のパスを中島裕希が押し込み、貴重な同点ゴールを奪って、ハーフタイムを迎えた。

前節のファジアーノ岡山戦で後半の入りを誤っていた町田は、後半の立ち上がりから攻撃のギアを上げて相手を押し込む。対する愛媛も前半とは変わって左サイドから町田攻略にトライし、ともにゴールを割れぬまま終盤を迎えた。「上位に食らいつく意味でも勝ち点3が欲しかった」(森村昂太)町田は、終盤の84分にFKのチャンスを生かす。平戸太貴のキックはGK岡本昌弘に処理されたが、ゴール前の競り合いで深津康太がファウルで倒されたとして、町田がPKを獲得。このPKをエース・鈴木孝司が冷静に沈めて町田が逆転で勝ち切った。

「前節の教訓を生かしてタフに戦えた」と相馬直樹監督。後半の入りで相手に攻勢を食らい、先制されたあとに追加点を許した前節・岡山戦の教訓を生かした町田が、3試合ぶりの勝ち点3を獲得した。

■土居柊太
ーーうれしいプロ初出場になったと思います。プロデビュー戦の感想はいかがですか?
「素直にうれしかったですね。でも、出来は全然良くなかったです。あの時間帯に投入されて期待されて起用してもらったのに、結果で応えられずに悔しい気持ちでいっぱいです。コーチ陣からは、みんなスタミナを使って元気がないから、相手の背後に抜けて、攻撃のギアを上げるようにという指示がありました」

ーー今日のプロ初出場をこの先にどうつなげていきたいですか?
「これをある意味で良いスタートにして、次の天皇杯で出番があれば、いかに自分のプレーを勝利につなげるか。それをもう一度自分の中で整理をして試合に臨めるような準備をしたいです」

 

■小島雅也
ーー第3節・甲府戦以来となる先発出場でした。どんな意気込みで試合に臨みましたか?
「連敗をしないということを強く意識して試合に臨みました。アシストやゴールなど目に見えた数字の結果を残したかったです」

ーー今後、改善していきたいことはどんなことですか?
「もう少し攻撃に出て行く回数を増やさないといけないです。相手が左右に揺さぶってくる中で1失点に抑えられて良かったです。後半は相手の攻撃が僕のサイドから仕掛けてくることも多く、あとはどれだけ耐えられるかでした。その中でなんとか1失点で終えることができました」

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