「ゼルビアTimes」郡司聡

【★無料公開】福井光輝「無失点はチームのみんなで守った結果」【栃木SC戦/選手コメント】

■明治安田生命J2リーグ第15節・5月20日(日)14:00キックオフ
栃木県グリーンスタジアム/5,668人
栃木SC 0-0 FC町田ゼルビア

 

【マッチサマリー】
「非常にタフなゲームとなった」と試合後の会見で相馬直樹監督がそう振り返ったように、ともにハードワークを身上とするチーム同士の対戦は、試合開始から局地戦の多いゲームとなった。

「相手はシンプルにウチと同じような戦いをしてきた」と吉濱遼平。栃木はマイボールをシンプルにネイツ・ペチュニクに展開し、そこから生じるセカンドボールを拾う展開から時計の針を進めてきた。こう着状態が続く中で、決定機の質で上回ったのは栃木。36分には縦とサイドにボールを動かす中で西谷和希に決定機を作られると、GK福井光輝がファインセーブ。0-0で迎えた72分にも大黒将志に決定機を作られたが、再び福井のファインセーブで事なきを得た。

スコアレスで推移した終盤にはアタッキングエリアに進入し、町田がプレースキックなどでチャンスを創出。94分には奥山政幸によるボール奪取から最後は鈴木孝司がフィニッシュに持ち込んだものの、最後まで1点が遠かった。

結果はスコアレスドローで連勝は『3』でストップ。勝ち点1を積み上げて、順位も暫定ながら3位に浮上した。

■福井光輝
ーー二つの決定機を止めました。まずは最初の決定機、西谷選手のシュートを阻止した場面から振り返ってください。
「一人目の選手が打ってくると思っていたので、ポジションを取ることが遅れてしまったのですが、ファーのコースはディフェンスの選手が切ってくれていました。ニアサイドだけに限定していたので、やはりチームのみんなで守った結果です」

ーー2本目の大黒選手の決定機を止めた場面を振り返ってください。
「ボールが流れた瞬間に自分と1対1になることは分かっていたので、そのための準備をしていました。最初のトラップをされたあとに距離をどれだけ詰められるかでした。ニアに来ると思って足と手を出して当てることができました。それが良いセーブにつながりました」

ーー素早いパントキックでカウンターのチャンスを作りかける場面もありました。
「僕がボールをキャッチしたら(吉濱)遼平さんが走り出してくれています。でもキックをミスをしてしまう場面もありましたが、後半にみんなが声をかけてくれていました。自分も味方が走ってくれることを信じてボールを出して、みんながチャンスにつなげてくれる場面もありました」

ーー3試合連続無失点は守備陣にとっても自信につながる結果だったのでは?
「自分だけが守ったわけではありません。チームとして守った結果です。ディフェンスの面では無失点で終えられたことは良かったです。自分たち後ろの選手たちは前が点を取ってくれると信じて戦っています。次の試合でも無失点を目指して準備をしていきたいです」

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