「ゼルビアTimes」郡司聡

【検証特集・J2昇格の要因】第3回/ピッチレポーターの視座『昇格へと導いたチームの一体感』(スカパー! ピッチレポーター・野中智子)

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悲願のJ2復帰で幕を閉じた2015シーズン。“約束の地”へと帰還するFC町田ゼルビアはいかなる足跡をたどって、目標にたどり着いたのか。全6回の短期連載をとおして、その要因をひも解いていく本企画。第3回はスカパー! ピッチレポーターとして、今季の“相馬ゼルビア”を取材したフリーアナウンサー・野中智子さんがJ2昇格の要因に迫った。

 

▼昇格への確信

 

「リーグ最終節に一瞬味わった喜びを本物の喜びにしたい。あれを笑い話にできるように」と選手全員が口にして臨んだ大分トリニータとのJ2・J3入れ替え戦第2戦。前半のPKのピンチを、守護神・高原寿康選手がしっかりと抑え、後半逆に頼れるエース鈴木孝司選手がPKを決めて1-0に。J2復帰が決まった瞬間、ベンチメンバー、コーチ陣が飛び上がって喜びを表現し、相馬直樹監督からもようやく笑顔を見ることができました。「個の能力はそんなに高くない、みんなで戦えたからこそ昇格できた」という鈴木崇文選手の言葉が、今年の“相馬ゼルビア”を象徴していると私は思います。

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