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花房稔「自分の為じゃなくて、出ていない選手の為とか周りの想いも付随して掛け算で強くなってくる」自ら掴んだその流れ【J3第17節・vs今治】[コメント]

2022年7月14日 横浜
(PHOTO,TEXT・佐藤功)

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2022明治安田生命J3リーグ第17節
FC今治 ― Y.S.C.C.横浜
2022年7月17日(日)16:30
ありがとうサービス.夢スタジアム

Y.S.C.C.横浜
18位:2勝2分12敗 勝点:8 得失:-26(8-34)

FC今治
6位:7勝4分5敗 勝点:25 得失:4(18-14)

▼若手からの脱却

長く苦しい日々だった。Jリーガー1年目の2019年、琉球時代の試合出場数はゼロ。Y.S.C.C.に加入した2020年はケガに悩まされ、その次の年である2021年の先発出場は3。そして今季も、ベンチから始まった。

それでも愚直に取り組み続けた。そして自らの足で流れを掴み取る。

「自分の為じゃなくて、出ていない選手の為とか周りの想いも付随して掛け算で強くなってくる」

今月末で26歳、花房稔は次のステージへと向かう。その長く苦しい日々が、彼を大きくしている。

▼一体感とか信頼感が強くなる感じ

#2 花房稔

――仲田前監督が休養に入られた一番苦しい時からですよね、タメン出場が多くなったのは。

花房 富山戦だから、5月ぐらいからですかね。そこまで苦しかったんですけども、やるべきことを明確にして取り組んだ結果があってそこから続いて出れているので、どんな状況でも自分のやることを見失わずにやってこれた積み重ねが今を作っていると思うので、それが試合に出れているポイントかなと思いますね。

でも試合に出ている満足感みたいなものが出てしまうとダメなので、今試合に出ているからこそ、それをいかに出さないでもっと自分のやることを、課題に向き合ってどうやってもっと良くなるか、今の状況よりさらに自分をレベルアップできるかをやっていくだけです。まだ自分はJ3のなかでも特別にうまいわけでもないし、強いわけでもないので、全然満足はしていないです。

――試合には出れるようになったけどなかなか勝てない、というそれもかなり苦しかったと思います

(残り 757文字/全文: 1589文字)

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