横浜本牧フットボールマニアックス

西山「このチームが大好き、このチームで成し遂げたい」シュタルフ監督「最大のライバルを相手に10勝目を」神奈川ダービーで10勝目を、相模原戦に向けて【J3第30節・vs相模原】

2019年11月7日 横浜
(PHOTO,TEXT・佐藤功)

第9節での相模原との対戦は、ホームで1-3の敗戦。早い時間帯で先制をし前半を圧倒したものの、後半に逆転をされてしまった。だがあれから時を経た前節、沼津戦では後半で逆転をした。その成長を魅せるため、勝ち点を取り戻すためのリベンジとなる。

そして何よりも、10勝目という大台が目の前にある。奇しくも相模原も同じく現在9勝。勝ち点差は4ではあるが、勝利数で上回ることができる。新記録は最大のライバルを打ち破って達成することができる状況にある。

現在、相模原は13位。17位のYSにとって、順位は上の相手となる。だが順位は関係ないのがこの一戦。最高の条件が整っている。それが神奈川ダービーである。

 

▼NEXT MATCH
2019明治安田生命J3リーグ 第30節
SC相模原 ― Y.S.C.C.横浜
2019年11月10日(日)13:00 相模原ギオンスタジアム

 

▼自分たちがやろうとしていることを90分切らさずに

シュタルフ悠紀リヒャルト 監督

シュタルフ 相模原は前期よりも強いという印象があります。いい選手が沢山いますし、各ポジションのパワーやパンチ力は強烈なチームです。ですが、ボールも握れると思いますし、しっかりと押し込んで攻撃のスイッチを入れてスピードアップさせて得点はできると思います。そこに守備の部分を整備したい。相模原は前からつないでくることもあれば、割り切って蹴ってくることもできます。プレッシャーをかけるのが難しい相手ですし、パワフルなFWやスピードがある選手もいますので、裏を取られて返されないように注意が必要だと思います。

なんとしてでも連勝したい、前期も負けていますし、それは絶対です。前期の時、前半は圧倒出来たゲームでセカンドボールも拾えていましたので、後半をやり残しています。僕らにとって相手はいつも強敵です。だから成長をしています。前期は45分や50分しかできなかったのが、今は75分や80分とできるようになってきています。しっかりと90分通してできるのように、自分たちがやろうとしていることを切らさずできれば、ダービーに勝つことにつなげられると思います。

――10勝目のチャンスがダービー、という最高の条件がそろっています。

シュタルフ 何事もそうだと思いますが、記録更新の最後の一歩が難しく、9勝目もその前に2連敗がありました。ですのでここでパワーを使って、ここで10勝目を決めたい。同じ神奈川県で最大のライバルを相手に10勝目を決めてサポーターに喜んでもらいたいですし、後回しにしないでここで10勝目を決めたいです。

 

▼このチームが大好き、このチームのために少しでも力を

西山峻太

西山 神奈川ダービーという冠が付く試合ですけども、僕の中ではまだ熱は物足りない感じがしていて、僕らの成績では相模原をまだ振り向かせられていないような気がしています。この試合をきっかけに、来季やそれ以降に向けて神奈川ダービーがもっと盛り上がるような試合を魅せたいという気持ちでいっぱいです。残り試合を考えると、絶対に落とせない試合です。たくさんいい選手がいますけど、勝つチャンスは十分にあると思います。

――前節に最多勝9を達成して、次は10という切りのいい数字です。

西山 今も苦しいですけどもJリーグに上がってから苦しいシーズンが多かったのですが、ひとつの目標をこのチームで成し遂げられたことがうれしいですし、その瞬間に立ち会えたことがとてもうれしかったです。ですが、ここで立ち止まるつもりはないのでどんどん残り試合を全部勝てるように、このチームでたくさん成し遂げたいと思います。 

――ここ最近、途中出場が多い状況です。ベンチから出来る仕事はどういったことでしょうか?

西山 選手として考えれば今の状況は満足はできませんけども、ぐっと堪えてチームが勝つためにやっています。前節はたかが5分ぐらいの出場でしたが、監督がああいう状況で使ってくれていますので、短い時間でも期待に応えたいと思っています。このチームが大好きですし、このチームのために少しでも力を還元したいと思っています。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ