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佐川「前期のいいイメージを持ちながら」シュタルフ監督「頭を使っていいところで効果的に」中3日のハンデを楽しもう、沼津戦に向けて【J3第29節・vs沼津】

2019年11月2日 横浜
(PHOTO,TEXT・佐藤功)

YS戦をきっかけにもう一度、ここで勝ってと思われている」。シュタルフ監督は、客観的に今YSが置かれている立場を話した。17位という順位のYSは、そう思われても仕方がないところがある。

中7日で三ツ沢にやってくる沼津は13位。加えて、ここ5試合勝ち星から遠ざかっている。沼津の目標は至って明確、必勝の構えでやってくる。その一方でYSは九州戦を終え中3日で長野戦、そしてまた中3日でこの沼津戦となる。またもや身体的な疲労と敗戦の精神的なダメージの回復、そして分析に基づく対策といった戦いに向けた準備の時間が限られている。

いくつものハンデを抱え、連敗もしている。ホームゲームだから長距離移動がない。外的なメリットはそこだけなのかもしれない。でも、そういった逆境がYSを奮い立たせてきた。どの試合も勝利を目指し攻撃的に、という姿勢で表現をし続けている。

この逆境を楽しもう。置かれている立場を客観的に話すシュタルフ監督の表情には、そう書かれていた。

 

▼NEXT MATCH
2019明治安田生命J3リーグ 第29節
Y.S.C.C.横浜 ― アスルクラロ沼津
2019年11月4日(日)13:00 ニッパツ三ツ沢球技場

 

▼頭を使うサッカーを、残っているエネルギーをうまく使いながら

シュタルフ悠紀リヒャルト 監督

シュタルフ 沼津の吉田()監督がいつもおっしゃられているように、一丸となってハードワークをして戦うというチームだと思います。我々は中3日での試合で沼津は中7日休めていますので、完璧なコンディションとフィットネスですので厳しいゲームに、インテンシティが求められるゲームになりますのでそこをいなせるかといったところがポイントになってくると思います。また沼津はここ5試合勝ちがないので、このYS戦をきっかけにもう一度、ここで勝ってと思われているところもありますので、そこをしっかりと跳ねのけたいと思います。

アウェー2連戦で2回の中3日が終った今、どれだけパワーが出せるのかもポイントになるとは思いますので、だからこそ積み上げてきた頭を使うサッカーを、効果的にボールを運んで効果的に相手を追い込んだり引き込むことだったりを見せれたらと思います。まだまだ自分のイメージ通りではありませんが、シーズン開幕当時と比べると選手たちはできるようになってきていますのでそこに期待をして、90分のなかのいいところで強度を何度も出して、残っているエネルギーをうまく使いながら勝ち点3に結び付けたいと思います。

――中3日は疲労を抜くという点だけではなく、戦術的な対策の時間がないハンデも背負っていると思います。

シュタルフ このタイミングで延期されていた長野戦が入ったのは確かに大きなハンデです。また、木曜日はナイトゲームでしたので実際は2.5日のようなところもあります。フレッシュな状態同士でも簡単な試合はひとつもありませんので、いつも以上に厳しい試合だと思います。ただこれは言い訳ではなく、厳しい試合になると全員が感じて練習に取り組んでいるということです。ですので、それを逆にモチベーションにして頭を使ってやろうとしています。

分析は常に前倒しでやっていますので、テクニカルスタッフのなかでやることは明確です。落とし込む時間は少なかったですけども、積み重ねてきたことでできる部分もありますので、長野戦もそうだったように自分たちの良さを。試合のなかで相手の出方を探りながら、ここは注意してという整理をしています。

 

▼いいイメージをしっかり持ちながら

佐川亮介

佐川 前期の沼津戦は、自分の出場2試合目の試合でした。その時は3-1という結果でいい試合ができましたし、自分的にもいいイメージのありますので前期のようにもう1回。同じようにはいかないと思いますけども、そのイメージをしっかり持ちながら同じように戦えば絶対勝てると思います。簡単にフリーで入れさせないように、相手の楽な状態で撃たれる状況にならないようにしっかりとコミュニケーションを取って、シュートを撃たれたとしても止めやすいようにコーチングを、自分から常に発信をし続けたいと思います。

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