いばらきサッカーフェスティバル2025 鹿島アントラーズ戦「積み上げてきたものを出し切り、攻守で躍動を見せた90分。希望と可能性を感じさせたが、課題もまだまだ多い」【レビュー】

【写真 水戸ホーリーホック】
何ができ、何が足りないか
試合は1対1のドロー。過去3回目の勝利を手にすることはできなかった。とはいえ、あくまでプレシーズンマッチであり、開幕に向けての準備が目的に試合である。そういう点において、水戸にとって収穫の多い試合となったと言えるだろう。
何より評価したいのは、「90分通して、チームの土台の部分では始動からやってきたことができたと自分の中では感じています」と森直樹監督が手ごたえを口にしたように、積み上げてきたものをすべて出し切ったことにある。この試合だけではない。キャンプ中に行われたトレーニングマッチでも、すべてを出し切り、そこで何ができ、何が足りないかを確認しながらチーム作りが行われてきた。この試合でも鹿島相手に臆することなく、自分たちのすべてを出し切ったことに意義がある。鹿島を上回った点もあり、上回られた点もあった。そのすべてが開幕に向けての大きな糧となるだろう。
“森サッカー”を体現したボランチ
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