「小島社長、森監督、本間選手、村田主将が水戸市長を表敬訪問。15位フィニッシュで迎えた2024シーズン終了を報告」【HHレポート】※無料記事
小島耕社長、森直樹監督、村田航一キャプテン、本間幸司選手が11月18日、高橋靖水戸市長を表敬訪問し、2024シーズンの結果などについて報告しました。
序盤から降格争いの苦境に立たされた今シーズンの振り返りから始まり、11月3日のホーム最終戦でクラブ史上最多入場者数1万488人を記録したことについて、高橋市長は「やはり本間選手の最後のホーム戦を観に来られた方が多かったのでしょう。すごかったですね」と称賛。
途中から指揮を執ってチームを残留に導き、来季続投が発表された森監督は、「本当に苦しかったのですが、なんとか来季もJ2できることになりました。来年は全体的に戦える集団に持っていかないと、また厳しいシーズンになると思います」と引き締めていました。
本間選手は「選手を残せるようなクラブにしていかなくてはダメですよね。足りない部分を補っていくようなチーム編成にしなくては強くはなりません」と強調。
村田主将は「僕自身は怪我が多くて試合には全然絡めませんでしたが、チームメイトが頑張ってくれました。来シーズンは周りをヒヤヒヤさせないような一年にしたいと思います」と意気込みました。
そして、今季限りで引退をする本間選手の話題へ。
高橋市長の政治家人生、本間選手のプロ人生は共に1995年からスタート。
高橋市長から「どんな29年間でしたか?」と尋ねられた本間選手は、「あっという間に終わってしまいましたね。たくさん試合には出させてもらいましたが、何も成し遂げられず、日本代表な訳でもないですし、チームをJ1に上げたこともないですし。身体はやり切った感はあるのですが、気持ち的には物足りなさはあります。もっと地域に愛されるクラブを作りたいといつも思っているので、次にぶつけようかなと思います」と語りました。
実は引退が発表される数日前、プライベートの集まりで共に会食していたという本間選手と高橋市長。
しかし本間選手は引退することを誰にも明かさず、リリースを見て驚きを隠せなかったそうです。
高橋市長は「あの時はもう引退を決めていたのですか?」と事実確認をするシーンも。
26年間も水戸に在籍し、クラブに貢献した本間選手について、小島社長は「Jリーグでこれだけチームが増えた中、26年間も同じクラブに在籍する選手は、もう今後は出て来ないと思います。素晴らしい記憶と記録に残る選手なので、我々もその力を活用して欲しいと考えています」と裏方としてさまざまなポジションでの起用を示唆していました。
再び昇格を目指す来季のスケジュールやまだ不確定要素が多いチーム編成の話について盛り上がり、高橋市長は「2019年のホーム戦は入場者数が平均6000人以上でしたし、水戸ホーリーホックは1万人を集める土壌があります。来シーズンはどういう試合を見せるかですね。是非、頑張ってください」と激励しました。