「年に一度の日立開催ゲームで県北地域を活性化!JX金属相場日立事業所長、小島社長が記者会見」【HHレポート】※無料記事
9月1日、大宮アルディージャとのトレーニングマッチ「水戸ホーリーホック サッカーフェスティバルin日立 presented by JX金属」が日立市東成沢町の日立市民運動公園陸上競技場で開催されました。
日立市をルーツとし、現在も主要拠点を構える水戸ホーリーホックのトップパートナー・JX金属。
その協賛で開かれる年に一度の日立開催のゲームは、2022年8月開催のエリートリーグ以来2回目。
実は昨年9月、今年1月にも予定されていましたが、悪天候により立て続けに中止となるアクシデントに見舞われていました。
今回も台風の影響が懸念されましたが、当日は晴天が広がり、念願の開催に至りました。
競技場前は多数のキッチンカーが立ち並ぶグルメブースが賑わいを見せ、子ども向けサッカー教室の開催、内原ファームと日本農業実践学園の生鮮野菜の販売、いばらきコープや日立市などのPRブースが登場するなど、まるでホーム戦のような盛況ぶり。
「サッカーどう?」の文字が記されたカッパーくんやホーリーくんのイラスト入りオリジナルタオルが1628人の来場者に無料配布された中、J3で首位を独走中の大宮に2-0で完封勝利し、県北が青く染まった一日となりました。
◯記者会見
JX金属執行役員日立事業所長の相場玲宏さん、小島耕社長
相場所長「本日、台風の影響も非常に気になったところですが、こうして開催することができて非常に嬉しく思います。ご存じの方も多いかもしれませんが、日立市は当社のルーツである日立鉱山が開業した創業の地であり、今も日立事業所を拠点として事業を進めている大変特別で重要な場所です。そのような場所を活性化したいというような思いを常々抱いています。そういう中で今回は水戸ホーリーホックさんと色んなお話をしてる中で、こういうイベントを開催できるということを非常に嬉しく思っています。残念ながら日立市は人口減少という社会課題を抱えてる中、やはり地元に根差した企業として少しでもお役に立ちたいと常々思っていますので、こういう試みをどんどんしていきたいと考えております。実は2年前の8月に第1回を開催しまして、大いに盛り上がりました。その後は去年の9月、今年の1月にも開催を計画していたんですが、あいにく天候の影響でいずれも中止となってしまいました。今回は3度目の正直ということで開催できたことを本当に嬉しく思います。試合イベントを実現していただいたホーリーホックさんには本当に感謝しております。今回はサッカーの試合だけではなく、子供たちのためにサッカー教室を行ったり、日立市、シビックセンター、茨城コープさんなど色んな方々にブースを出していただいて、文字通り日立市内で行うサッカーのお祭りになりましたことを、関係者の皆様にはこの場を借りて感謝を申し上げます」
小島社長「相場所長からもご挨拶いただきましたけども、本日の開催にあたりまして、JX金属様の多大なるご協力のもとに、こういった我々のトレーニングの成果を発揮できる素晴らしい場所をご用意いただいたことを心より感謝を申し上げます。我々も日立をホームタウンとして活動させていただいてる中で、特にその日立をルーツとするJX金属様との関係が日々深くなっております。そんな中で、公式戦以外でもトップの選手たちが躍動する姿を多くの市民の方、多くの社員の皆様に見ていただきたいということで、2年前に初めて開催させていただきました。我々も普段水戸で活動する中で、日立で試合というのは本当久々だったので、なかなか難しいこともあったんですけども、なんとか2年前は成功で終わらすことができまして、じゃあ2回目、3回目と企画をしていたんですが、今所長からもあった通りですね、私の行いが相当悪かったのか悪天候で2回中止となりました。今回もですね、月曜日ぐらいから、本当に眠れぬ夜を過ごしておりました。今日はちょっとお釣りが来て暑いぐらいで、今この場所も熱気が溢れていますけども、なんとか天気が回復した中で、今日ゲームができることは本当に嬉しく思っております。場外を少し歩いてきたんですけども、多くの市民の皆さんが今日の日を待ち望んで喜んでいただいてる姿を見るとですね、本当にこの企画をJX金属様と一緒に進めてきてよかったなと心から思っております。また様々な形で市民の皆様に我々の活動を通して還元させていただいて、スポーツで喜びや感動、熱狂を味わっていただきたいと思っております。JX金属様はスポンサーではなくてパートナー企業と呼んでるんですけども、本当に共に街の発展、地域の発展を作っていくパートナーとしてこれからも一緒に歩んでいけたらなと思っております。もう一度言います。本当に今日できてよかったです。本当、それが全てだと思います」
Q.今回のイベント開催や協賛を決めた理由や思いを教えて下さい。
相場所長「先ほど申したように、我々は日立で創業して、日立で今も事業を行う会社として、この町を活性化したいところが1番大きな理由でございます。先ほど申した通り、やはり人口減少等ですね。我々が待ったをかけられるような簡単な問題ではないんですけど、少しでも町が盛り上がることによって活性化すればいいと願っている次第です」
Q.クラブにはどんなことを期待していますか?
相場所長「やはりサッカーであったり、スポーツの持つ力によって街を活性化、元気づけていただきたいと思っています。昨年から日立も含めた県北の地域もホームタウンにしていただいて本当にありがたい限りですし、この地区の色んな活動に本当に力を入れていただいてます。スポーツ教室であったり、小学校や幼稚園に出向いたサッカー体験教室なども精力的に行っていただいております。そのように地域の次世代を担う子どもたちのためになる教育であったり、心身の育成っていうところを通して活性化していきたいですし、この街でサッカーを学んだ子が世界に羽ばたく日が来れば、これほど嬉しいことはないと思っております」
Q.2022シーズンからオフィシャルパートナーとして協賛をされておりますが、社内ではどのような反応でしょうか?
相場所長「水戸ホーリーホックを応援する機運が非常に高まっております。従業員だけではなく、グループ会社や協力会社を含めて、一致団結、一体感の醸成につながっていると思います。あと日立だけではなくて、磯原も含めた別の事業所も含めて、社員の繋がりやコミュニケーションの1つとなっていると考えております。非常にありがたい限りであります」
Q.JX金属とのパートナーシップを結んでから、どのような変化を感じていますか?
小島社長「今年は苦しいシーズンが続いていますが、クラブとしては安定的な経営の中でJ1を目指す基盤が少しずつ出来上がりつつあります。これは本当にJX金属様がサポートいただいたことにより、さらに現実に近づいているんじゃないかと僕は思っております。まだまだクラブとしてやらなきゃいけないことは多くあるんですけども、我々クラブとしては悲願のJ1昇格へ向けて大きな足掛かりの一歩となってることは間違いないです。さらにアクティブなパートナー企業さんであり、本当に我々と一緒に色々な街の発展、地域の発展、社員の皆様の喜びを一緒に考えていただく取り組みが非常に多くなっています。我々としては一緒にクラブがJX金属様と成長させていただいています。本当に貴重な仲間、パートナーだと思っております」
Q.年に一度の日立での開催と謳っておりますが、来年以降も検討していますか?
小島社長「今日はおそらくこのまま成功という形で終わると思います。ですので、是非また来年、再来年と続くような企画にしていきたいと思います。我々としてはこの日立でもっともっと色んな活動をしていきたいと思っておりますので、是非新たな相談もしていきたいなと思ってます」
Q.日立が水戸ホーリーホックのホームタウンとなり、JX金属がパートナーとなって2年余り経ちます。この間の取り組みの成果をそれぞれの立場でどう感じているのでしょうか?
小島社長「ホームタウンを拡大したことによって、当然ファン層の拡大につながっていると思います。また我々のサッカースクールも、新たに北茨城、日立に開校し、ホーリーホックのエンブレムの胸に付けて日々サッカーをしてくれる子供たちが増えています。そういったことも含めて、ホーリーホックの活動の拠点がさらに広がっています。これはクラブだけではなくて、JX金属さんが一緒になって色んな取り組みを考えていただいたり、実現させてくれたりしています。そういった活動をさせていただけるパートナーの存在は、我々にとってこれまでの歴史の中でも非常に貴重ですので、今後も共に考え、共に成長するというような仲間として歩んでいきたいと思っています」
相場所長「水戸ホーリーホックさんを応援することで一体感の醸成に繋がっていますので、コミュニケーションもどんどん良くなってきてると思います。地場の企業として本当にこの日立市であったり県北を盛り上げていきたい。その中で我々は今までもできることは色々やってるつもりではあったんですけど、やはりJリーグクラブのパートナーになることによって、スポーツの力を使った盛り上げ方は今までやったことがなかったのです。こういうところをやり始めて成果になってますし、共に一緒に考えるというところも非常に我々も勉強になってます。これからも面白いイベント等をどんどん編み出していきたいと思います」
小島社長「カッパーくんとホーリーくんが、新しい取り組みをやると思います」
Q.県北だけでなく、水戸を含めた県央地区への企業の浸透度についてどう考えていますか?
相場所長「今まさにひたちなかに大きな事業所を建設中でして、磯原、日立、ひたちなかが当社のホームになっていきます。ホーリーホックさんには県北もホームにしていただきましたが、やはり水戸がホーム。我々は茨城県と共に生きていく企業として全面的な活性化をしていきたいと願っております」