「小美玉市PR大使が牧場やお菓子工房を見学。伝統工芸のいばらき組子を体験」【HHレポート】※無料記事
小美玉市PR大使の寺沼星文選手、久保征一郎選手、得能草生選手がこのほど、同市内にある牧場やお菓子工房の見学、茨城県の伝統工芸に指定されている組子細工「いばらき組子」の体験を実施しました。
水戸ホーリーホックのホームタウン15市町村との相互連携と関係強化を目的に、地域活動を行うホームタウンPR大使。
今年、3名の選手がPRする小美玉市は、茨城県のほぼ中央に位置する人口約5万人の小さな街。
鶏卵の出荷量が全国トップを誇り、国内で初めてのヨーグルトサミットを開催するなど日本を代表する酪農の里です。
国内外のビジネス客や観光客で賑わう茨城空港があり、国内で2番目に大きな湖「霞ヶ浦」に面した豊かな自然と都市機能のバランスが取れた街としても知られています。
小美玉市PR大使一行がまず向かったのは、Minori milk farm。
県内ナンバーワンの生乳生産量を誇る小美玉市。
今年5月18日に開催されたホーム大分戦「小美玉市の日」では、選手の特別パッケージによるヨーグルトドリンクが限定販売されましたが、そちらはMinori milk farmをはじめ、市内で生産された牛乳が100%使用されています。
今回は牧場見学に訪れたのは、動物好きの得能選手たっての希望。
Minori milk farmは市内と北海道内に約250頭のジャージー牛、ホルスタイン牛、和牛を飼育し、その内、乳牛は約110頭。毎日約3トンの牛乳を生産しているそうです。
PR大使らは大きな体を持つ牛達に少々怯え気味でしたが、次第に慣れてくると手渡しで餌をあげたり、仔牛を撫でたり、手を舐めさせたりと戯れながら、美味しい牛乳を生み出す牛達がのんびり暮らす牧場を一周。
念願が叶った得能選手は「牛が可愛かったです。最初怖かったのですが、段々慣れてきて、指も舐めてもらえたので、貴重な経験になったと思います。これからは、より感謝をして牛乳を味わいたいと思いました」と笑顔で話していました。
その後はお菓子工房「アトリエプティ・ボア」へ。
お菓子の家のような可愛らしい佇まいを持つこの店は、ブロンズパートナー・イトウ製菓株式会社の初の直営店。
小美玉産コシヒカリの米粉や地元の食材をふんだんに使用し、地産地消を大切にしながらバームクーヘンやクッキーなどの旬の焼き菓子を中心に提供しています。
夏にピッタリな爽やかなレモンの香りや程よい酸味を感じるさっぱりとした「レモンケーキ」など豊富なラインナップの中、PR大使らは併設するカフェで名物のバームクーヘンや夏季限定のフルーツドリンクを試食しました。
この日、午前はチーム練習、午後は牧場見学で再び汗を流したPR大使らは、小美玉ならではのスイーツやドリンクでホッと一息つきながら舌鼓を打っていました。
寺沼選手は「のどかな風景の中に突然現れる、都会にあるようなおしゃれなお店。チームメイトにもおすすめしたくなるスポットです。バームクーヘンは外がパリパリで中はもちもちで美味しかったですし、ドリンクも夏らしいすっきりとした味わいでした。水戸を支えてくださるパートナー企業さんとは、サッカー以外ではなかなか触れ合う機会がないのですが、店に来られて良い体験になりました」と話していました。
最後は、県を代表する伝統工芸品「いばらき組子」の体験会を行いました。
組子とは、釘を使わずに木片を組み合わせて華やかな幾何学文様を生み出す木工技術。
今回、指導してくれたのは、市内にある安達建具株式会社の安達将伍さん。
厚生労働省から2021年度の「現代の名工」に選ばれた安達克敏さんのもとで技工を磨き、昨年、水戸市で開かれたG7内務・安全担当大臣会合で作品が展示された注目の若手職人です。
PR大使らは、そんな小美玉が誇る職人の手ほどきで、「麻の葉」と呼ばれる模様に挑戦しました。
組子は立体パズルのように手作りの小さな木片を組み合わせる細かな作業で行いますが、手先の器用さを発揮していたのは久保選手。
次々と手際良く模様を作り出すと、あっという間に完成させていました。
一つひとつ慎重に組み上げていた寺沼選手や得能選手も続いてフィニッシュを迎え、和洋どちらの生活スタイルにもマッチする茨城と小美玉の伝統工芸を満喫しました。
久保選手は「いばらき組子の体験はすごく楽しかったです。奥さんにプレゼントして、新婚生活には持って来いの素敵なコースターとして使おうと思います」と喜んでいました。
小美玉市のさらなる魅力に触れたPR大使達。愛着が湧く“第二の故郷”のような街を、今まで以上に盛り上げていくことでしょう!