J2第19節大宮アルディージャ戦 「大宮との“6ポイントゲーム”をセットプレー2本で制す。崩れなければ勝機は訪れる成功体験をつかむも、状況はまだ変わってはいない【レビュー】
決勝点は魂のゴール
「安心しています」
試合後、キャプテンの楠本卓海は安堵の表情を見せた。
勝点3差の最下位大宮との“裏天王山”。結果次第で順位が入れ替わる“6ポイントゲーム”とも評される一戦に向けて、チームにはかなりの重圧がのしかかっていたことは想像するに難くない。
ただ、濱崎芳己監督が常に言うように、「この状況を作ったのは自分たち」であり、抜け出すためにも、這い上がるためにも、勝利という結果を掴むしかない。前節も山口との下位対決でショッキングな敗戦を喫したものの、選手たちは下を向くことなく、今節に向けてより強い気持ちで準備をしてきた。「(選手同士で)言い合いもしましたけど、それはいい方向に向かっていくために必要な作業だったと思います。それが結果につながったと思っています」。杉浦文哉は胸を張った。
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