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「JDTプロジェクト第2弾!タビナス・ジェファーソン選手が小学校低学年対象の『アツマーレサッカースクール』を開催」【HHレポート】※無料記事

【写真 米村優子】

10月30日、タビナス・ジェファーソン選手のJDTプロジェクト第2弾となる小学校低学年対象の「アツマーレサッカースクール」が城里町小勝の城里町七会町民センター「アツマーレ」で開催され、30名の子どもたちがサッカー版だるまさんがころんだやミニゲームなどで汗を流しました。

【写真 米村優子】

JDTプロジェクトとは、タビナス選手が今年5月から始めた独自のサッカープロジェクト。
ガーナ人の父、フィリピン人の母の間に生まれ、日本で育ったタビナス選手。
コロナ禍を異国の日本で懸命に暮らしている高校生以下の混血、ダブル、ミックスなどの子どもたちと保護者を勇気づけたいという想いからスタートした企画です。
第1弾は5月21日のホーム岩手戦で実施され、6組22名の親子をスタジアムに招待し、試合前後に交流。
その際、「今度はアツマーレで一緒にサッカーをしよう」と子どもたちと約束を交わしたことから、今回のサッカー教室が開かれることになりました。

【写真 米村優子】

第2弾は対象を広げて、小学1、2年生ならば誰でも参加OK。
「とにかく楽しんで貰うこと。そして上手くなって貰いたい」とタビナス選手自身がメニューを考案しました。
スクール前のセッションでは、タビナス選手が「みんなサッカー好き?」「今日を楽しみにしていた人は?」と次々に質問を投げかけながら打ち解けると、「プロの技を見てみたくない?」と正確で力強いキックを披露。
至近距離で見ていた子どもや保護者らは、歓声を上げながら拍手を送っていました。

【写真 米村優子】

その後、子どもらはサッカー版だるまさんがころんだに挑戦。
タビナス選手がボールをトスしている間は走ることができ、ボールをキャッチした後は動いてはいけないというルールで、定めたラインまで走り抜けばゴールとなります。
最初はかけっこのみ。次はドリブルと一段ハードルが上がると、サッカー初心者の子どもたちは悪戦苦闘しながらも大いに盛り上がりました。

ファニーゲームを終えると、いよいよトレーニングが開始。
タビナス選手中心に円になって、インサイドや足裏、真っ直ぐのドリブルといったボールタッチで足元の技術を向上。
そして4チームに分かれて、コーンの間をジグザグドリブルするリレー形式のゲームにチャレンジすると、みんな懸命にボールを蹴って、ゴールを目指しました。

【写真 米村優子】

お待ちかねのミニゲームは、ライン外に出たボールはキックイン、キーパーなしというルールで、4チームの対抗戦が行われました。
2本のミニゲームでは、子どもたちがボールを奪い合いながら、ゴールを目掛けて、精一杯ダッシュ。
最後はタビナス選手、事業部社員の冨田大輔さん、社会連携や選手教育担当の中川賀之さんの大人3名VS子ども30名の勝負へ。
20名程がゴール前を堅守する中、タビナス選手がカウンターで先制点を決めると、その直後に子どもたちが追い付き、同点に。
すると終盤、子どもたちが追加点を獲得し、2-1で子どもたちチームの勝利となりました。

【写真 米村

【写真 米村優子】

スクールが終了すると、タビナス選手はJDTプロジェクト参加者のために制作したオリジナルのサッカーノートを子どもたちにプレゼント。
尊敬する中村俊輔選手の影響で、プロになる前から毎日サッカーノートを欠かさず書き、目的意識や課題の追求、スキルアップ、感情の整理などに役立ててきたというタビナス選手。
そんなタビナス選手のこれまでの経験が反映されたサッカーノートは、将来やりたいことや目標、1ヶ月後、1年後にどんな自分になっていたいか、今日の目標、良かった点や悪かった点など、要点を押さえた内容となっています。
サッカーノートとともに「ハッピーハロウィン!」とイトウ製菓のお菓子もプレゼントし、希望者全員のグッズ、練習着、スパイクにサイン。終始笑顔あふれる充実のスクールとなりました。

【写真 米村優子】

「元気な子どもたちと触れ合えて、僕自身が元気になって良い時間を過ごせました。この教室でサッカーを楽しみながら、ついでに上手くなって、この先、長い将来がある子どもたちの記憶の片隅に残ればいいなと思っています」と微笑んだタビナス選手。
今後も定期的にJDTプロジェクトのサッカースクールを開催する予定で、「子どもたちと一緒に過ごす時間は大事。僕自身も指導したり、何かを一緒に考えたりする中で、レベルアップしたいと考えているので、これからも続けていきたいと思います」と意気込みを語っていました。

【写真 米村優子】

(米村優子)

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