デイリーホーリーホック

「日立市、常陸太田市、北茨城市、常陸大宮市、高萩市、大子町が新たなホームタウンに! 県北 6 市町ホームタウン追加決定記者会見 コメント全文」【ニュース】※無料記事

【写真 佐藤拓也】

9月28日、水戸ホーリーホックは記者会見を開催して、前日に行われたJリーグ理事会により「日立市、常陸太田市、北茨城市、常陸大宮市、高萩市、大子町」の県北地区5市1町のホームタウン追加を承認されたことを発表。
それにより、現行の9市町村と新たな6市町を合わせて、ホームタウンの人口は100万人を超えることとなります。
会見ではホームタウン拡大の経緯や意図、さらには各市町のホーリーホックへの思いや期待することについて、それぞれ話をされました。
その発言の全文を掲載させていただきます。


小島耕社長
「まず、昨日の夕方なんですが、Jリーグの理事会におきまして、新たに日立市、常陸太田市、北茨城市、常陸大宮市、高萩市、大子町の5市1町のホームタウンの加入を承認いただくこととなりました。現行の水戸市、ひたちなか市、那珂市、笠間市、小美玉市、茨城町、城里町、大洗町、東海村の5市3町1村に加えて、15市町村に応援していただくこととなりました。今回ホームタウンへのご快諾いただきました各市町のみなさま、そして、現行のホームタウン9市町村のみなさま、茨城県サッカー協会のみなさま、地域のみなさま、ホームタウン推進協議会のみなさま、多くの方のご協力があって、この会見を開くことができました。この場を借りて、御礼を申し上げる次第であります。

水戸ホーリーホックはブランドプロミスとして『新しい原風景をこの街に』と掲げています。夢と感動と一体感の共有に向け、地域に根差し、地域に貢献し、地域とともに発展するというビジョンの実現に向けて日々活動を続けています。我々は2019年、みなさまも記憶に新しいと思いますが、最終節までプレーオフ争いをしまして、J1昇格が少し見えたタイミングもありました。その時の観客の動員数は平均6千人を超えました。しかしながら、2020年にコロナ禍が社会を襲いました。まだ今年ホームゲームを2試合残していますが、平均観客動員は半分の3000人を超えるか超えないかという状況でございます。今一度、ホームタウンのみなさまと水戸ホーリーホックがコミュニケーションをしていただき、水戸ホーリーホックと関わりを持っていただくことがすごく大事だと思っていました。そして私は多くのファンを作ることが、クラブの大きな課題だと考えておりました。その時に何に目を向けるべきかというところで、水戸市の高橋市長にご相談もさせていただきました。そして、県北の6市町と一緒になって水戸ホーリーホックを盛り上げていただこうという合意をいただきまして、各市町にお話をさせていただいた次第であります。もちろん、現行の9市町村とともに今年我々は様々なサッカースクールやホームゲームでの市町村の日のイベントを開催しましたし、ホームタウンPR大使として選手がその市町村をPRするなどいろんな仕掛けを行ってきました。また、ホームタウンホーリーくんという各ホームタウンの名物や名産品をホーリーくんがPRするようなことも行いました。そういうことも新たなホームタウンのみなさまとも実現させていきたいと思っております。

また、今回新たに加わっていただいた6市町では、新たなサッカースクールの開設や選抜のジュニアチームやジュニアユースチームの立ち上げも視野に入れています。全国から子どもたちが集まるサッカーフェスティバルを開催するなど、水戸市のみならず、ホームタウンの各市町の交流人口が増えるような仕掛けを行っていくことも考えております。今回、ホームタウン6市町が追加となり、ホームタウンの人口が100万人を超えます。茨城県の人口は約290万人であります。茨城県の3分の1となる大きな力を受けて、夢のJ1昇格に近づいていきたいと思っております。

ただ、我々は強くなることだけがクラブの在り方ではないと思っております。地域課題の経穴や地域貢献活動の拡大。これを今まで以上に15市町村のみなさまと一緒に実現していきたいと思っております。県北地区から日本代表選手を輩出していきたいと思っていますし、日本を代表するようなサッカー人材も輩出したいと考えています。今日の日を境にたくさんの夢が実現することを僕は願っています」


高橋靖ホームタウン推進協議会会長・水戸市長
「私ども水戸ホーリーホックホームタウン推進協議会は設立から20年経過しているわけであります。その間、茨城県関係市町村、さらにはスポーツ界、経済団体といった様々な団体や関係者の方にご支援をいただきまして、水戸ホーリーホックの支援体制の構築をしてまいりました。もちろん、水戸ホーリーホックの大変なるご努力をいただきながら、地域に根差して活動をお互い協力してやってきたわけであります。おかげさまをもちまして、水戸ホーリーホックの知名度も認知度も随分上がってきまして、今ではサッカーファンならずとも、サポーターならずとも、水戸ホーリーホックの名前は知っているというぐらい茨城県内に浸透しているのかなと思っています。

特に、『子どもたちに夢を』。これを一番大事にしています。サッカーを通して、子どもたちに夢や希望、憧れを抱いていただく。そして、もちろん、将来のサッカー人材の輩出も大事ですけど、そういった心が郷土を愛し、大切にし、人を大切にし、将来のリーダーになっていく。そういう子どもたちをホーリーホックの活動を通して育んでいきたいという思いがあります。

Jリーグの理念の一つにも、スポーツの文化や振興を通して心身の健全育成が謳われております。ホーリーホックがまさにJリーグの理念を実現していただいていると確信をいたしているところであります。これからも、水戸ホーリーホックホームタウン推進協議会はますます活動を充実して、ホーリーホックを通して将来の人材育成、さらには地域振興、街づくりに生かしていきたいと思っております。

そういう中で新たに6市町がホームタウンに加わっていただきました。Jリーグの理事会でも承認されたということで、大変うれしく思っておりますし、各市町の首長さんはじめ関係者のみなさんの英断、そしてご厚情に心より感謝を申し上げたいと思っております。本当にありがとうございます。合わせて、心から歓迎を申し上げたいと思います。

経済で言うならば、市場を広げるということにつながっていくと思っております。小島社長からも話があった通り、私たちが支援しないといけないのは誘客であります。多くの来場者、ファン・サポーターを増やしていくことであります。スタジアムをいっぱいに埋め尽くすことが私たちの目標であります。まだまだ誘客数は十分ではありません。一時は平均6000人前後までは行きましたが、コロナ禍で3000人前後まで落ち込んでしまっています。コロナが落ち着けば、また6000人、7000人と、常に1万人ぐらい入るようなスタジアムを目指していきたいと思います。そのためにも市場を大きくしていかなければなりません。今回のホームタウン推進協議会の拡充は大きな意味があるものと思っております。

お金の話をすると下品に聞こえてしまうかもしれませんが、市場が広がると、サポーターやファンを広げるばかりではなく、スポンサーも広げられると思っております。各市町の関係者にお世話になりながら、各企業さまをホーリーホックの担当者が回らせていただくこととなると思いますが、各地域にファン・サポーターが増えれば、そこに企業様もついてきてくださると思います。そうすると、水戸ホーリーホックの財務体質の強化にもつながっていきます。大変すばらしい取り組みになると思っております。

とはいえ、ホーリーホックだけがホームタウン推進協議会の拡張を利用させていただくのではなく、各市町村の利益になるようなことをやっていかないといけない。それは責任だと思っています。ただ、広げて、自分たちだけがよくなるだけではいけないと思います。それは今、小島社長がお話されていたので、ご認識されていると思います。WIN-WINの関係で、ホーリーホック側が新たに加わった6市町に対して何ができるのか。どういう地域振興ができるのか。どういう人材育成ができるのか。どういう風に子どもたちに喜んでもらえるのか。そういう町に対する貢献をしていかなければならないと思っております。そういったことも、ホームタウン推進協議会としてよく議論をしていきたいと思っています。

よく申し上げるのですが、日本全国には約1740の自治体があります。JリーグチームはJ1~J3まで合わせて58チームであります。持ちたくても持てないのがJリーグのチームであります。これから6市町のみなさま方には『わが町にはJリーグがある』『Jリーグのある町』というブランドを使っていただいて、何かしら地域振興に生かしてもらえればと思っております。『Jリーグがある町』がどれだけ素晴らしいことなのか。ブランド価値をぜひ各市町の方にも広げていただければありがたいと思っております。これから様々な活動を練っていきたいと思っておりますので、またメディアの皆様には温かく、時には叱咤激励をいただければと思います。ホームタウン推進協議会15市町村でしっかり歩んでいきたいと思っております」


北茨城市 豊田健司教育長
「この度、水戸ホーリーホックのホームタウンに加入を認めていただきまして、ありがとうございました。今後はホームタウンの役割をしっかりと果たしてまいりたいと思っております。本日、豊田稔市長が記者会見に出席することができませんでした。豊田市長は水戸ホーリーホックのホームタウンに加入することができたことは大変名誉なことと話しておりました。また、何よりも、水戸ホーリーホックの活躍を楽しみにしているということであります。冒頭の紹介映像の中で『ホームタウンは大きな力になる』と言われていました。その力になれるように頑張っていきたいと思います。今後は市のスポーツを通した元気で明るい街づくりの推進に向けて、水戸ホーリーホックのみなさまと連携を強化してまいりますので、ご支援ご協力をお願いします」


高萩市 大内富夫教育長
「本日は大部勝規市長が出席するところでしたが、所用があってできなかったため、代わりに私が出席させていただきました。高萩市は人口2万7千人弱の市ですが、スポーツ熱はとても高い市です。特にサッカー熱は子どもたちの中では一番高いと思います。大部市長も子供時代はサッカー少年だったということで、今日は参加したかったと言っていました。高萩市の方に話を聞くと、『鹿島には応援に行くんだけど』という人がよくいました。でも、最近はホーリーホックのファンが少しずつ増えてきたと感じております。

私事なのですが、私の身内に孫のように可愛がっている3歳の子がいるんですけど、ホーリーくんが大好きで、ぬいぐるみの大・中・小を全部集めて、いつも自分のベッドのわきに置いているんです。サッカーは何も知らないんですよ。実は、最近3歳でオムツが取れてトイレに行けるようになったんです。名前はココちゃんというんですけど、『ココちゃん、どうしてできるようになったの?』と聞いたところ、1か月ぐらい前ですか、ホーリーホックの選手が日立シーマークスクエアに来てくれたんですね。そこに行ったそうなんです。そこで実物のホーリーくんに会って、すごく感動して帰ってきました。その後、オムツをしなくて、トイレに行けるようになったんです。『じいじ、私が夢がかなったんだ』と言うんです。『ココちゃんの夢は何なの?』と聞いたら、『ホーリーくんに会うのが夢だったんだ』と言うわけですよ。夢がかなうと、素晴らしいことが起きるんだと思いました。ぜひ、水戸ホーリーホックの夢であるJ1昇格がかなうと、素晴らしいことが起きるんじゃないかと思いますので、期待しております。頑張ってください」


日立市 折笠修平教育長
「本来であれば、小川春樹日立市長がご挨拶申し上げるところですが、本日はあいにく公務が重なってしまいまして、出席することができません。私が代理でご挨拶させていただきます。このたびは日立市を含む県北6市町と水戸ホーリーホック様が今後一層の相互連携を深めるためホームタウンに加入させていただく運びとなりました。水戸ホーリーホック様には平成24年からスポーツ観戦機会の推進や地域との交流を図るため、日立市招待試合やスポーツ体験教室など様々な連携事業を開催していただき、スポーツを通じた地域振興、そして何より子どもたちがスポーツをして、先ほど高橋水戸市長から話がありましたが、スポーツを通じて子どもたちが夢や希望を持って、健全育成につながっていくことに大きく貢献していただいております。

先ほど紹介のショートムービーでありましたが、先日日立市運動公園陸上競技場で開催されたエリートリーグJX金属サンクスマッチを私も観戦させていただきましたが、そのエリートリーグの来場者数最高記録となる1700人を超える方にご来場いただきました。県北地域における水戸ホーリーホック様への関心、熱量の強さをあらためて感じたところでございます。今回のホームタウン加入によりまして、これまで築いてきた協力関係をさらに発展させ、スポーツを通じた地域振興をはじめ、いわゆる交流人口の拡大による観光振興、市民の健康増進、サッカースクールやジュニアユースチーム等スポーツを通した青少年の健全育成など幅広い分野で連携関係を深めることでこの市のスポーツ環境が一層充実し、市民生活がさらに豊かになるものと期待しているところです。結びとなりますが、水戸ホーリーホック様がこれからますます地域に根差したサッカークラブとして発展されますこと、本日お集まりいただいたみなさまの健勝ご活躍をご祈念申し上げ、私からのあいさつとさせていただきます」


常陸太田市 宮田達夫市長
「ホーリーホックブルーミング!ということで、本日は自宅にある青いものを身につけてまいりました。これが私の小島社長に対する気持ちであります。実は、私の友人が大工町でレストランを営んでおりまして、そのレストランに行きますと、後援者の方と選手が一緒に食事をしているんですよ。何がいいかというと、選手たちにオーラがあって、オーラが私たちのほうに伝わってくるんですよ。同じ食事でもよりおいしい、お酒も進む。こういう雰囲気は町にとっても、お店にとってもいいことだと思っておりました。今回、小島社長が常陸太田市においでいただいて、ホームタウンのお話をいただいた時、即行に快諾させていただきました。私は職員の方々に『仕事は熱く、趣味は夢中で、家庭に優しく』ということを常々言っております。今回、新たにホームタウンに加わりますが、先輩の水戸市長をはじめ、ホームタウンの方々のご指導を受けながら、常陸太田市はホーリーホックを熱く、夢中に支援をしてまいりたいと思っております」


常陸大宮市 鈴木定幸市長
「今日は公務もいろいろありましたけど、ぜひ参加しなければならないという思いで、参加させていただきました。茨城県を俯瞰的に見てみますと、つくば市を中心とした県南にあらゆる注目が集まっているような気がしていました。しかしながら、私は高校も水戸に通っていましたし、県庁所在地の水戸市に茨城県を牽引していってほしいという思いが常にありました。その折にホームタウンのお話がありました。高橋靖水戸市長が一生懸命バックアップしているということで、快諾させていただいた次第であります。ショートムービーの中に『今日来た子どもたちに何か残せたかな』という発言がありましたけど、やはりこの時代はスポーツは重要なものだと思っています。なかなか夢を持てない時代に子どもたちに夢を与えられる数少ないジャンル。それがスポーツだと思っております。そんな意味で、これからも県北地区の子どもたちに夢や希望を与えていただけるような事業を積極的に展開していければと思っております。常陸大宮市はどちらかというと、野球熱の方が強いような気がしていますけれども、サッカーをやっている子どもたちもたくさんいます。民間企業でありますけど、人工芝2面と天然芝1面を備えた立派なサッカーグラウンドもあります。こういった設備を活用しながら、これからホーリーホックのファンを常陸大宮市に作っていけたらいいなと思っております。臨場感と言うのは、その場に行かないと感じることはできない。テレビで見るのと、その場に行って見るのとでは、感動の度合いは全然違うと思います。そういう意味で一人でも多くの子どもたちに実際の試合を見に行っていただけるよう様々な事業を展開していこうと思っていますので、これからもよろしくお願い申し上げます」


大子町 高梨哲彦町長
「本日はホームタウン追加ということでお招きいただき、ありがとうございます。水戸と大子は距離感がありますけど、この距離を埋めるのが私の仕事だと思っています。これから頑張っていきたいと思っているところであります。ホーリーホック様の活躍によりまして、大子町でサッカーをしている子どもたち、また、サッカー以外にいろんなことに挑戦している町民にいろんな元気をもらえるといいなと思っています。コロナ禍で地方が見直されている中、経済効果も大いに期待しているところであります。みなさまの力を借りながら、ホーリーホック様と大子町の発展、高橋靖水戸市長をはじめとするホームタウンのご活躍を私も関わらせていただきまして、WIN-WINの関係になるように頑張っていきたいと思っております」

お知らせ
水戸ホーリーホック 小島耕社長

「今週末、10月2日日曜日、第39節千葉戦が行われます。この日は大洗町の日として開催される予定でしたが、今回県北6市町がホームタウンに加わったということで、県北ホームタウンデーとして、県北地域に在住、在勤、在学のみなさまにチケットを優待価格でご案内させていただいてます。すでに県北6市町の方にたくさんチケットを買っていただいておりまして、実は2020年のコロナ禍以降、我々は5千人を動員したゲームはまだ一度もありません。10月2日、5千人以上の観客を動員して、コロナ禍からの回復を社会にアピールしたいと思っております。県北のみなさまにもスタジアムに駆けつけていただいて、たくさんのイベントをご用意しておりますので、どうか楽しんでいただければと思っております」

質疑応答
Q.先日エリートリーグを日立市で開催するなど県北地域との交流が盛んになっています。県北地域と連携を深めようと思ったきっかけや経緯は?
小島社長「先ほど高橋市長からお話ありましたが、Jリーグ58クラブあります。47都道府県のうち40都道府県にJリーグクラブが存在しています。残りの7つもJリーグを目指すクラブが活動しています。いわゆる、責任企業を持つ大きなクラブと我々のような市民クラブと大きく分けられると思いますが、我々はファンづくりということにおきましては、市場が大きくなることによってメリットがあります。ファンづくりだけではなく、クラブが事業規模を大きくすることによって、先ほど話しました地域課題の解決や地域貢献の拡大ができると思っています。ホームタウンが今回6市町が加わり、15市町村になって、人口が100万人を超えて、みなさんがおっしゃるように、いろんな地域貢献活動を行うことによって、我々のファンになっていただく。これが県内の交流人口を増やすことにもつながっていく。どのエリアでそれを行えばいいのかを考えた時、それが県北地域だったということですね。サッカーをやっている子どもたちはすごく多くなっています。その子どもたちにどういう夢を与えられるかと言うと、プロスポーツの感動や迫力だと思います。県北のすべての市町にうかがわせていただき、いろんなお話をして、いろんな課題を共有させていただきました。ぜひご一緒させていただいて、少しでも我々がその一助になればいいと思って、お願いをさせていただいた次第であります」

Q.あらためて6市町をホームタウンに追加したことによって、どういう効果に期待していますか?
小島社長「メディアで使われるようなことを言うと、2030年や2040年のワールドカップには県央と県北の市町村出身の日本代表選手が出場しているんじゃないかなと。そのためにもまずは県北エリアに複数のスクールの開設を考えております。そして、選抜のジュニアチームとジュニアユースチームの立ち上げを目標としています。競技面において、我々のクラブだけではなく、地域のスポーツ熱を高める効果を考えております。それ以外にも繰り返しになりますが、地域のみなさんにプロスポーツをプラットフォームにいろんなことに活用していただき、地方の時代だと言われている中でプロスポーツが価値のある存在であり、地方がまだまだ元気になれるということを証明していきたいと思っております」

Q.今後県南地域をホームタウンにすることは考えていますか?
小島社長「それは構想にはありますけど、まずは県北のみなさんとご一緒させていただくことを考えています。ホームゲーム21試合で、ホームタウンが15市町村となり、ホームタウンの日が飽和してまいります。まずはしっかりと新たな6市町と現行の9市町村とできることはまだまだあると思っております。今年もホームタウンPR大使やホームタウンホーリーくんといった活動は、今風に言うとすごくバズったと思っております。このバズった動きをさらに深めていきたいですし、さらにいろんなアイデアを出していきたい。水戸ホーリーホックという名前を知っている方は増えてきていますけど、では、我々とコミュニケーションしたことがある方や試合を見に来たことがある方はまだまだ少ないと思います。そういった肩をどんどん増やして、満員のスタジアムを常に作ること。なかなかチケットが買いづらいチームになったねと言われるような状況を作っていきたいと思っています」

Q.ホームタウンホーリーくんやPR大使を行っていますが、新たな6市町に対しても選ぶのでしょうか?
小島社長「今シーズンは間もなく終了してしまうので、ホームタウンPR大使に関しては来年のドラフト会議から6市町の方に参加していただこうと思っております。競争が激化するんじゃないかと思っています。今回、県北地域のホームタウン優待は10月2日に限定させていただきますが、その試合には6市町のPRブースも出ます。新シーズンはまた新しい取り組みを行っていきますし、実はホームタウンホーリーくんも6市町バージョンも制作をはじめております。順次出来上がり次第発表したいと思っています」

Q.県北地区までホームタウンが広がったことによって、新たに作るスタジアムの構想に影響はありますか?
小島社長「J1ライセンスが付与されることが発表されましたが、新スタジアムの構想に関しては、10月中になんらかの進捗状況をお話させていただこうと思っています」

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