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「異国の地で懸命に暮らす仲間へ勇気を!そしてスタジアムをサードプレイスに!タビナス・ジェファーソン選手が『JDTプロジェクト』を実施」【HHレポート】※無料記事

【写真 米村優子】

5月21日のホーム岩手戦で、タビナス・ジェファーソン選手が日本以外の国にもルーツを持つ親子を試合に招待する「JDTプロジェクト」を実施し、6組22名が参加しました。

【写真 米村優子】

ガーナ人の父、フィリピン人の母の間に生まれ、日本で育ったタビナス選手。
JDTプロジェクトは、自身と同じくコロナ禍を異国である日本で一生懸命に暮らしている高校生以下の混血、ダブル、ミックスなどの子どもたちとその保護者をプレーで勇気づけたいという強い想いから発案された企画です。
第一弾となった今回は、対戦クラブにタビナス選手の弟・ビスマルク選手が在籍していることから、「『JDTプロジェクト』タビナス兄弟招待企画」として行われました。

【写真 米村優子】

当日は運動会のため、到着に遅れてしまった親子もいましたが、招待者はスタメンとして試合を目前に控えていたタビナス選手と対面。
「実際にプレーしている姿を見てもらって、『サッカーをやりたいな』『スタジアムっていい場所だな』と思ってもらえると嬉しいです」とタビナス選手は笑顔で挨拶すると、直筆サイン入りの特製パネルをプレゼントしたり、集合写真撮影のファンサービスを行い、一人ひとりとグータッチをしてパワー充電。

【写真 米村優子】

見事、岩手戦に完勝すると、試合後も招待者と交流し、タビナス選手は「今日は本当に勝てて良かったです。『水戸の試合を見たよ!』『またスタジアムに行きたい!』という話を周囲にしてくれたら嬉しいです。頑張って走っても上手くいかない時もあるけれども、俺はおじちゃんになっても頑張るので、サッカーやっている子はいつか同じ舞台で戦いたいし、みんなが色んな夢を持って頑張ってくれることを願っています」と熱く伝えていました。
ビスマルク選手は「今日は悔しくて、あまり言葉が出ないのですが、兄弟や親、家族を大事にして頑張ってください」とコメント。

【写真 米村優子】

そして、タビナス選手が試合直後のピッチに子どもたちを招くサプライズも。
嬉しそうに芝生の上を駆け回る子どもたちと楽しく会話した後、特製ステッカーを全員にプレゼントしていました。
最後に、タビナス選手が「今度はアツマーレで一緒にサッカーをしよう」と提案すると、招待者から喜びの拍手が沸き起こり、「皆さんのお陰で新たな出会いがあり、僕がまた頑張れるきっかけ、理由をくれて本当に感謝しています」と締め括っていました。

【写真 米村優子】

大成功で第一弾の幕を閉じた「JDTプロジェクト」。
“水戸の頼れるお兄さん”となったタビナス選手の応援を通じて、スタジアムが第三の居場所となっていく親子がどんどん増えていくことでしょう。

【写真 米村優子】

(米村優子)

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