デイリーホーリーホック

「待望のアカデミー新拠点が完成。新選手寮『若龍寮』で入寮式」【HHレポート】【無料記事】

【写真 米村優子】

3月1日、水戸市河和田町に完成した新選手寮「若龍寮」の入寮式が執り行われました。
水戸ホーリーホック、住宅会社の株式会社ノーブルホーム、不動産会社の有限会社ひらとの3社により建設された「若龍寮」は、昨年7月末から着工され、当初の予定通りに竣工。
関係者ら約20名が参加する中、小島耕社長や来賓が祝辞を述べた後、テープカットが行われ、新拠点の完成を祝いました。

【写真 米村優子】

新選手寮は、シンプルモダンな外観の木造2階建て。
全室南向き30室は各約4帖の日当たり良好な空間で、エアコンやカーテンの他、ユース選手のみ勉強用のデスクが完備されています。
1階の入口近くにある食堂は、プラチナパートナーの株式会社アダストリアがプロデュースしたカフェテイストのデザイン。
壁面には大型テレビも備えられ、ミーティング、研修スペースとしても活用される予定です。
ランドリールーム、浴室、シャワールームなど水回りは1階に集約され、備品はほとんどアダストリアが展開する「niko and…」などのアイテムを起用。
2階のトレーニングルームには、クラウドファンディングによって購入されたウエイトマシンが設置されています。

【写真 米村優子】

この新拠点には、トップ7名、ユース21名、スタッフ2名の計30名が入寮。
入寮式直後から早速、アカデミースタッフや入寮する選手らによって、水戸市水府町にある旧選手寮からの引っ越し作業を開始されました。
クラブ保有のトラックやワゴン車、引越し業者から届けられる段ボール箱をリレー形式で次々と運び込まれると、選手らは自室でベッドを組んだり、真新しい家具を備え付けて、新生活の準備を着々と進めている様子でした。

遂に完成した待望のアカデミーの拠点。ここからクラブの歴史やドラマを刻み、昇り龍のごとく世界に挑むフットボーラー達が育まれていくことでしょう。

【写真 米村優子】

コメント
○小島耕社長

「ひらと様、ノーブルホーム様の協力で、クラブの悲願であったアカデミーの新しい環境整備が出来ました。コロナ禍、ウクライナの状況などある中、地域に明るいニュースが届けられたことを嬉しく思います。また、1150万円を越えるクラウドファンディングの支援により、寮内の家具や家電、トレーニング設備を充実させることも出来ましたし、アダストリア様の協力で、食堂などおしゃれなスペースに仕上げて貰い、大変感謝しています。ここから社会に必要とされる人材を数多く輩出していきたいと思います」

○有限会社ひらと 平戸妙子社長
「木の香る新しい寮が完成しました。良く食べ、良く学んで、未来に向かって精進されることを願っています。スポーツから街おこし、水戸おこし。みんなで力を合わせて、ホーリーホック、ユースチームを盛り上げていきましょう」

○株式会社ノーブルホーム 福井英治代表取締役
「皆の想いが結集した寮。良い選手が集まって貰うには、こういう施設が大事ですし、この寮を是非活用して欲しいです。チームが強くなり、J1に昇格し、地域にエネルギーを与えて欲しいと思います」

○アカデミー統括兼ユース監督 樹森大介監督
「様々な協議、試行錯誤を重ねながら、理想の寮が完成しました。日当たりは心身のパフォーマンスにも影響しますので、全室南向きは一番要求した部分です。食堂は自分達の映像を見たり、研修やミーティングにも活用できますし、新選手の獲得や練習後の補食の部分も含め、良い方向に大きく変化しました。ここから大きな力を生み出していきたいです」

○トップチーム新寮長 田辺陽太選手
「寮生活は最低限、暮らせればいいと思っていましたが、新選手寮はとてもキレイでいい匂い。食堂の雰囲気も気に入っていますし、ここに長くいてもいいかなと思える環境です。よりサッカーに集中して頑張っていけると思います」

○ユースチーム新寮長 藤垣介基選手
「新築の寮はとてもワクワクしますし、これから心地良く過ごせそうです。通学時間も短くなり、練習場のツインフィールドまで徒歩で行けるぐらいの立地。筋トレも寮内で出来ますし、よりサッカーに専念出来そうです。この環境を活かして、今季はリーグ優勝、関東プリンスリーグ参入を目指し、開幕戦から勝利できるよう頑張っていきたいです」

【写真 米村優子】

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