デイリーホーリーホック

「水戸駅前ビルにeスポーツ体験施設『AREA310』誕生。併設して、水戸ホーリーホックオフィシャルグッズショップがオープン」【HHレポート】【無料記事】

【写真 佐藤拓也】

様々なイベントの開催を検討中

2月22日、水戸駅前マイムビルに完成したe-sports体験施設「AREA310」のオープンセレモニーが開催されました。水戸ホーリーホックのパートナー企業である株式会社アプリシエイトが運営する同施設はeスポーツを通じた地域活性化やデジタル人材育成につなげることを狙いとして設置されることとなりました。

※株式会社アプリシエイト和田幸哉社長
【写真 佐藤拓也】

近年、日本のみならず、世界中でeスポーツへの注目が集まっており、競技人口は1億人を超えると言われています。2019年に茨城県で開催した国体においてeスポーツの大会を実施するなど、茨城県は以前よりeスポーツの普及発展に力を入れており、このセレモニーには大井川和彦知事と高橋靖市長などが出席。eスポーツ・デジタル事業拠点の誕生を喜び、祝福しました。

【写真 佐藤拓也】

テープカットの後には大井川知事や高橋市長らも参加して、レーシングゲーム「グランツーリスモ」のエキシビションマッチが開催されました。白熱のレース展開に会場は大盛り上がり。序盤トップを走っていた大井川知事を途中で抜いた高橋市長がそのまま1位のままゴールして勝利しました。

【写真 佐藤拓也】

そして、「AREA310」に併設して水戸ホーリーホックのオフィシャルグッズショップが設置されることも発表されました。小島耕社長は「(アプリシエイトの)和田幸哉社長は水戸ホーリーホックの社外取締役を務めていただいておりまして、その関係もありまして、強いお誘いをいただき、我々の念願だった常設のグッズショップをオープンさせることができました」と感謝の言葉を述べ、「サッカーもITも世界への道が広がっています。我々も、J1、アジア、その先の世界を目指すクラブでありたいと思っております」とさらなる発展を誓いました。

【写真 佐藤拓也】

これまで水戸駅周辺に当面はアパレル関係のグッズのみの販売となるそうですが、徐々に商品を増やしていく予定とのこと。また、「AREA310」の大型ビジョンを活用してのパブリックビューイングや「AREA310」内ブースからの動画配信など、様々なイベントの開催も検討しているそうです。水戸の町の中心地における新たな賑わいの場、そして、水戸サポーターが集う場所として、発展が期待されます。

eスポーツチームが貫録を見せる

第二部は地元銀行のeスポーツチームとプロeスポーツ選手がウィニングイレブンで対戦する「エキシビションマッチ」が、水戸ホーリーホックeスポーツチームのnomo選手とお笑いコンビ・オスペンギンの実況で開催されました。

【写真 米村優子】

第一試合目は筑波銀行、常陽銀行eスポーツ同好会が対戦し、デッドヒートの末、常陽銀行が1-0で勝利。
第二試合は、水戸ホーリーホックeスポーツチームのりくぞー選手とAREA310代表兼プロeスポーツ選手のちょぶりさんの豪華ペアによるeスポーツプロ合同チームが、常陽銀行eスポーツ同好会が対戦。
りくぞー選手は“師匠”と仰ぐちょぶりさんと初めてペアを組み、連係に苦戦しながらも常陽銀行チームをプロのテクニックで圧倒し、1-0で白星を挙げました。

【写真 米村優子】

りくぞー選手は「地元住民の一人として、旧丸井のビルにAREA310が入って嬉しいです。国体予選も観客なしだったので、お客さんにeスポーツを見て貰える場があることが大事。水戸ホーリーホックeスポーツ選手として、人をたくさん呼んで、勝つ試合を見せていきたいです」と意気込んでいました。

【写真 米村優子】

株式会社アプリシエイトの社員であるnomoさんは、今年3月末に水戸ホーリーホックeスポーツチームを勇退。
今後はAREA310の運営をはじめ、プロチームのスカウティングやコーチなどを担当する予定です。
「プロになったことで責任や緊張もありましたが、水戸ホーリーホックで活動した期間はすごく楽しかったです。今後はAREA310の一員として、ホーリーホックの力になれたらと思っています。ホーリーホック全体が急上昇しているので、もっともっとJ1以上の盛り上がりを見せて欲しいです」とエールを送っていました。

【写真 米村優子】

ちょぶり選手兼代表は「AREA310はeスポーツを含めたデジタルの拠点。これらを活用した地方創生、教育や福祉など様々な分野への貢献を進めていきたいです。ジャンルは違えどもホーリーホックと理念は同じだと考えています。今後はホーリーホックのeスポーツチームとの合同イベント、リアル選手とeスポーツ選手の対談だったり、様々な企画を一緒にやっていければと考えています。サポーターの方には、ここにしか売っていないホーリーホックの限定グッズを購入しながら、eスポーツに触れて貰えると嬉しいです」と語っていました。

【写真 米村優子】

水戸ホーリーホックeスポーツチームは、今年の4月以降、ウラえもん選手、novikiti(のびきち)選手、りくぞー選手の3名で活動し、そして春頃に開催される選抜大会で新加入選手が決定する予定です。
今季も水戸ホーリーホックeスポーツチームの活躍にも注目しましょう。

(佐藤拓也・米村優子)

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