いばらきサッカーフェスティバル2022 鹿島アントラーズ戦「粘り強さと攻撃力の融合。進化したスタイルで鹿島を撃破。『新たな歴史を作る』力があることを証明した」【レビュー】
歴史とプライドを背負って戦った選手たち
Jリーグ発足時から偉大な実績を残してきた鹿島アントラーズは同じ茨城県で活動する水戸にとって、大きな目標であると同時に大きな壁として存在している。これからクラブとして発展していくためにも、負け続けてきた歴史をどこかで変えないといけない。それが「今」と位置付けて、クラブが一丸となって勝利を手にするためにカシマスタジアムに乗り込んだ。
冷たい雨が降る中、選手たちは公式戦さながらの闘志をむき出しに戦った。そして、試合終了の笛が鳴り響いた瞬間、選手たちが見せた大きなガッツポーズがこの試合への思いを見ることができた。
「16回目ではじめて勝ったことはクラブにとって大きな一歩で、歴史を変えるに値する素晴らしい出来事だと思います」
秋葉忠宏監督が胸を張って口にした。
たかがプレシーズンマッチと思われるかもしれない。昨季から約半数の16人もの選手の入れ替わりがあり、本間幸司以外では在籍4年が最長というチーム編成の中、誰もがクラブの歴史を理解し、プライドを背負って戦った。その上で鹿島相手に勝利という結果をつかんだことに大きな意義がある。胸を張って、勝利の喜びを噛み締めていい。
キャンプの成果を発揮
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