細川淳矢選手インタビュー(後編)「試合に出たい気持ちが強すぎて、”引退”が頭に出てくることはなかった」【インタビュー】
自分の嫌なところが見えた1年だった
Q.昨季、出場機会に恵まれず、悔しい思いをしたのでは?
「めっちゃつらかったです! キャンプ中からスタメン組に全然入れなかったのですが、それでも元気よく声を出しながらアピールしようと思っていました。でも、長く試合に使ってもらえないと、『ここで頑張ってもどうせ使ってもらえない』という気持ちが芽生えてきちゃうんですよ。体を動かしてアピールしようとする反面、心のどこかでネガティブなものが出てくる。これではダメだと思いながら取り組んでいましたが、メンタルを安定させるのが難しかったですね。悪い時は体が動かない時もありました。それがすごく嫌だったんです。そんな自分が嫌いでした。その状況でもやり続けられる選手は本当にすごいと思いましたし、そういう強さを身につけないといけないということを思い知らされた1年でした」
Q.努力がなかなか実らないと、メンタルを維持するのが難しくなりますよね。
「『どうせ使ってもらえない』という悪い思考が出てきてしまうこともありました。そんな自分の嫌なところも見えた1年でしたね。いろんな思いをさせてもらった1年でした」
Q.それでもクラブへの貢献を忘れることはありませんでした。ピッチ外の活動に参加することも簡単ではなかったのでは?
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