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「小島社長、秋葉監督、中山キャプテンが高橋市長を表敬訪問。2021シーズン終了を報告」【ニュース】※無料記事

【写真 米村優子】

小島耕社長、秋葉忠宏監督、中山仁斗キャプテンが12月8日、高橋靖水戸市長を表敬訪問し、2021シーズンの結果などについて報告しました。

【写真 米村優子】

今年もJリーグはコロナウイルス感染症の影響を大いに受け、来場者の人数、応援方法など様々な制限を課される中での戦いを強いられました。
そんな中、今季は16勝11分15敗で10位となり、J2参入後、2009年、2019年に引き続き、クラブ史上3度目となるシーズン勝ち越しを達成。
秋葉監督は「多くの選手がワクチンの副反応で体調不良となり、黒星になってしまった試合もありましたが、今年は私達の試合ではリモートマッチ(無観客試合)がなかったのは良かったです。サポーターは声が出せないので、『俺らの声が届いているか』という横断幕の『声』の部分が『想い』に変わっていましたが、皆さんスタジアムに来てくれました。シーズン通して、選手達はタフに戦ってくれました。サポーター、スポンサー、行政の方々など皆さんが応援してくれて、クラブの規模を考えると出来過ぎなぐらい素晴らしい成果を出してくれました。水戸ファミリーの皆さんに感謝しています」と振り返りました。
中山キャプテンは「このコロナ禍の2年間によって、人前でプレー出来る幸せを感じながら過ごしました。本当に僕らサッカー選手は多くの人々に支えられていると改めて思いましたし、そこを忘れてはいけないなと思いました。監督の『常に前を向いて戦っていこう』という言葉を心に留めながら、上を目指してやって来ましたが、サポーターや様々な方々が後押ししてくれたお陰でシーズンを無事に終えることが出来ました」と感謝。
高橋市長は「上位潰しで強きを挫き、弱きを助けることもありましたが、勝ち越したのは良かったですね。ホーム最終戦の愛媛戦も点を取り合って面白かったです。最終節は元J1の甲府と互角に紙一重の戦いをしていて、チーム差がないイメージを受けました」と健闘を称えていました。

【写真 米村優子】

今季は4チームが降格する厳しいレギュレーションで、資金力のあるクラブも降格争いに巻き込まれた波乱のシーズン。
そんなシーズンで10位の成績を挙げた秋葉監督は、高橋市長から「選手を上手く導く秘訣とは?」とたずねられると、「まず、サポーターの方の後押しが間違いなくあります。そして選手がアツマーレという素晴らしい環境の中で、色んな方のサポートでしっかりトレーニングが出来ること。それは感謝しかないですね」と明かしていました。
今シーズンのチーム状況について、中山キャプテンは「開幕前の沖縄キャプテンで怪我人が多く出ましたが、そこから比較的、チーム状況は安定していました」と振り返り、自身は半月板骨折に耐えながらプレーしていたことを吐露する場面も。

【写真 米村優子】

そして、新スタジアム建設の話題となり、「それを前提にJ1ライセンスをいただいておりますので、積極的に進めていきたいと思います」と力を込めた小島社長。
秋葉監督は新潟でプレーしていた時、新スタジアムの完成によって劇的に変化したクラブを目の当たりにした経験から、「『スタジアムはこんなに力があるんだ!』と、選手時代に身を持って実感しています」と力説。
すると高橋市長は「スタジアム建設の際は、出来る限りの協力、支援をしたいと考えています」と応じていました。

【写真 米村優子】

来季はW杯開催の影響で10月末にリーグ終了を迎えるため、例年よりも早めの始動となるJ2リーグ。
間近に迫る来季の方針について、「アグレッシブに、獰猛にやることは変わりませんので、そこだけはお約束します。そして地域にフットボール文化を広げ、過去最高の入場者数を記録したいです」と意気込んだ秋葉監督。
高橋市長は「ホーリーホックがなかったら、水戸でJリーグを楽しむ機会はない。やはりプロチームが水戸にあるのは素晴らしいですし、誇りに思っています。ホーリーホックは現場の底力があり、可能性を感じます。やはり期待するのは、2019年の最終節のような興奮。まずはプレーオフ進出、J1へ、そしてJ1で安定するように願っています」と激励しました。

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(米村優子)

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