J2第41節愛媛FC戦「勝利を引き寄せた、伊藤涼太郎の魂のゴール。今季6度目の逆転勝利が証明するチームの進化」【レビュー】
苦しみ続けた男が最後に輝いた
最後にホームのサポーターの前で輝きを放ったのは、これまで苦しみ続けた男であった。
今年7月に浦和から加入した伊藤涼太郎に期待されたのは9得点を決める大活躍を見せた18年の再現。しかし、加入して以降、18試合に出場して決めたゴールは第31節金沢戦のPKでの1点のみ。決して満足できる結果ではなかった。
「流れの中でゴールが取れず、PKの一本で終わっていた。その結果について、自分の中では苦しんだというか、これだけ試合に使って貰っているのに、まだPK一本しかないのは、自分の中で情けなかった」
唇を噛み締めながら、自らのパフォーマンスについてそう振り返った。
しかし、秋葉忠宏監督は伊藤の確かな成長を感じていた。
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