「リーグ終盤戦の“切り札”へ。山根永遠が示す可能性」【コラム】
「あんなきれいなパスを出したのははじめてだったので気持ちよかったです」
第31節金沢戦、90+1分。
左サイドでボールを受けた山根永遠は中に切り込み、中央の藤尾翔太へラストパス。絶妙なコースとスピードで藤尾の足元に吸い込まれていった。そして、藤尾は飛び出してきたGKの頭上を越すループシュートを放ち、勝利を引き寄せる勝ち越しゴールを奪ってみせた。
大きなガッツポーズを見せる藤尾を囲むように歓喜の輪が築かれた。その後、山根は自らを指さしながらベンチへと走っていった。
ゴールを決めたわけではない。
それでも、「山根が生んだゴール」と言っても過言ではないだろう。
まぎれもなく、劇的勝利の立役者の一人であった。
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