デイリーホーリーホック

J2第28節モンテディオ山形戦 「山形の攻撃力に臆することなく、最後まで攻撃的な姿勢を貫いてつかんだ勝利。カギを握ったサイドの攻防」【レビュー】

【写真 水戸ホーリーホック】

最後の采配もスタンスを貫く

1点リードで迎えた87分、秋葉忠宏監督は最後のカードを切った。山根永遠、黒石貴哉、木村祐志の3人を一気に投入。だが、システムを変えてゴール前に人数をかけて守備を固めるのではなく、ファーストディフェンスをより強めることを秋葉監督は促したのだった。

「3バックや5バックにしてしまうと、前から圧力をかけられなくなってしまうと思っていました。2点目、3点目を取れそうなチャンスがありましたし、相手が嫌がっているのが分かりましたから、わざわざ後ろを重くするより、前から圧力をかけ続けようとしました」

この采配が今節の水戸のすべてを物語っていた。攻撃的なサッカーを繰り広げる山形に対して、一歩も引くことなく立ち向かう。最後まで自分たちのスタンスを貫いた勇気こそ、最大の勝因だ。

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