デイリーホーリーホック

「勝利、新型コロナの早期収束、地域の発展を願って 水戸商工会議所南部ブロック協議会の必勝花火」【HHレポート】※無料記事

【写真 水戸ホーリーホック】

「やっと大きな花火が打ちあがったなと。ハーフタイムに景気よく花火を打ち上げてくれた効果だと思っています」と秋葉忠宏監督が笑顔で語った8月28日のホーム新潟戦。
上位相手に大量得点で圧勝したこの日、水戸商工会議所南部ブロック協議会による夏季恒例の「必勝花火」がハーフタイムに実施され、ホーリーホックの勝利、新型コロナウイルスの早期収束祈願、地域の発展の願いが込められた打ち上げ花火が、夜のスタジアムを鮮やかに彩りました。

水戸商工会議所南部ブロック協議会は、5つある水戸商工会議所のブロックの一つ。
見和、見川、小吹、平須、千波、笠原区内にある約780事業所が加盟し、笠原町にクラブ事務所がある水戸ホーリーホックも所属しています。
地区内にホームスタジアムや事務所があるJクラブを支援しようと、2010年から毎年夏の時期に必勝花火を実施してきました。
花火の打ち上げを担当しているのは、秋田の大曲や茨城の土浦で開催される「全国花火競技大会」で、日本一の称号である内閣総理大臣賞を史上最多の19回受賞している水戸市の「野村花火工業」です。

実は昨年から続くコロナ禍により、水戸黄門まつりや花火大会が軒並み中止となる中、この必勝花火の開催の是非もブロック内で議論されたと言います。
「昨年は必勝花火効果で500人程の観客が増えたと聞きましたし、近隣住民の方もこの必勝花火を毎年楽しみにされています。自粛続きの地域の皆さんの鬱憤を晴らしたいこともありますし、やはりホーリーホックを応援したい気持ちが一番強かったです。そしてコロナの早期収束祈願も込めて、地域に少しでも明るい話題を届けられたらと思い、実施を決めました」と水戸商工会議所振興部経営支援課の青木直冬さん。
そんな南部ブロックのホーリーホックへの支援は地域の共感を呼び、コロナ禍にも関わらず必勝花火の協賛企業が増えたそうです。
「毎試合で出店やイベントがあったり、ロックインジャパンとのコラボをしたりと、ホーリーホックは地域貢献に力を入れている印象を受けます。水戸ホーリーホックは地区の宝、資産。昨年から南部ブロックに加盟した茨城ロボッツと二本柱で応援しながら、J1昇格の後押しをしていきたいと思います」と力強く語っていました。

地元企業の「おらがチーム」愛や多大な支援によって、「新しい原風景をこの街に」を地域と共に実現する挑戦はこれからも続いてきます。

【写真 米村優子】

(米村優子)

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