J2第30節栃木SC戦「ねじ伏せろ、叩きのめせ、やっつけろ」【プレビュー】
求められる今まで以上の「本気」
前節東京V戦の敗戦は痛かった。選手たちもその重みを痛感している。だからこそ、東京V戦翌日、キャプテンの細川淳矢はチームメイトに向けて、「選手全員が本気でJ1昇格に向かっているのか」という言葉を投げかけた。すべての選手の胸にその言葉に込められた思いは届いたことだろう。
J2に参入して20年目となるが、今までチームは一度も昇格争いをした経験がない。上位で迎えるリーグ終盤戦は水戸にとって未体験ゾーンである。そのチームが「J1昇格」をつかむことは他のクラブ以上に険しいことは間違いない。様々な重圧がかかる中、自分たちの力を出し切って勝利をつかむためにも、今まで以上の「本気」が求められることとなる。どのチームも「昇格」「残留」をかけ、死に物狂いで試合に挑んでくる。土台作りに力を割いてきたリーグ前半戦とは状況が異なるだけに、「今まで通り」では乗り越えることはできない。その困難さをつけつけられた前節の敗戦、そして前節の試合内容であった。
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