デイリーホーリーホック

「沼田社長が茨城県出身のアラサーとスポーツビジネスについて語り合うトークセッション&ワークショップに登場」【HHレポート】※無料記事

【写真 米村優子】

茨城県版の三十路会で3つのプロスポーツチームがクラブ発展や収益力向上のアイデアを募る

全国各地で開催されている三十路式の茨城県版「IBARAKI MEETUP AGE30」が9月24日に開かれ、城里町「アツマーレ」で行われたトークセッション&ワークショップ「儲けるアイデア大募集!クラブの発展に30代の力を生かそう!」に沼田邦郎社長が出演しました。

【写真 米村優子】

同窓会の雰囲気満点の旧七会中学校で行われたイベントは、パネラーに沼田社長の他、茨城ロボッツの山谷拓志社長、茨城アストロプラネッツの山根将大社長が登場し、茨城県出身でスマートニュース執行役員の川崎裕一さんがモデレーターを担当。
まずトークセッションではそれぞれのクラブの代表が現在の経営状況やこれまで収益力向上のために取り組んできたことを紹介しました。
突然の社長交代劇で就任した沼田社長は、親会社がなく、資金が乏しかった当時、まず「クラブ自体の価値を高める」ことに奔走したことを振り返り、そしてコカ・コーラのコラボ自販機、キリンビールの一番搾りキャンペーンなどを例に挙げ、地域のさまざまな人々と長く関わり、「クラブを使って地域で儲けてもらい、その一部を還元してもらう」経営スタイルを構築してきたことを語りました。
そして今年から城里町にクラブハウスという新拠点を得たことで更に地盤を固め、アツマーレを活用した増収策を検討中であることも披露。
「経営に関して現状の課題とは?」との質問が投げかけられると「いかにクラブを大きくするかが課題」と答え、クラブ発展のアイデアを得るべく、参加者らとのグループワーク「三十路が考えるスポーツで儲ける街づくり!スポーツを軸にビジネスを加速させる」へ進みました。

【写真 米村優子】

約30人の参加者は3つのグループに分かれると、各社長とともにそのクラブのビジネスチャンスについて自由に討論しました。
水戸ホーリーホックを担当する9人のアラサー男女からは「みんなが知りたい年俸を公表して選手、クラブの知名度を上げる」「農業大国・茨城の農産物とコラボして、イメージアップを図る」など各々が考えた自由な発想が飛び交います。
沼田社長は真剣な表情で参加者の声に耳を傾け、寄せられたアイデアに対し、過去に実施したイベントや企画の紹介をしながら意見を交わしていました。
最後は各グループが候補に上がった企画を発表すると、フレキシブルな発想に歓声や拍手が上がり、茨城ロボッツグループの「芋しばりのスタジアムグルメ」のようにその場で即採用された企画も生まれました。

【写真 米村優子】

「普段スポーツを見ない人からの意見もあり、興味深かったです。『カープ女子』のような女性をターゲットにした企画はしてきましたが、男性に注目したアイデアは初めてだったので原点に帰って考えたいですね。我々も色々と模索していますが、スタジアムに来ていただいて喜んでいただくのが王道。それがファン、リピーターに繋がるので、そのことも継続していきたいと思います」と沼田社長。
これからの時代を担うアラサー達のアイデアは、きっと各クラブ発展のためのプラス要素となったことでしょう。
ホーリーホック、そして茨城のプロスポーツクラブの集客アップや収益増大の新企画に期待が高まります。

【写真 米村優子】

(米村優子)

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