デイリーホーリーホック

「水戸ジュニアユースがブラジルの名門クラブとKSスタで激突!世界レベルの技と力を体感」【HHレポート】※無料記事

【写真 米村優子】

フィジカルや技術で上回るパルメイラスに7失点

国内外の強豪クラブや地元の中学校20チームが参加した「2018水戸証券チャレンジフェスティバル・第6回 水戸ホーリーホックカップU-13」。
7月25日の栃木SC戦の前座試合として、ブラジルの名門クラブ・SEパルメイラスU-13対水戸ホーリーホックジュニアユース戦が対戦。25分ハーフで行われた試合で水戸はブラジルの強豪相手に大量失点を許し、0-7で大敗を喫しました。

【写真 米村優子】

クラブ創設から104年を迎えるブラジルのSEパルメイラスは、かつてセレソンとして活躍したロベルト・カルロス、リバウド、エジムンドなど名選手も所属していた強豪クラブ。
その伝統と誇りを引き継いだU-13世代は、中学生とは思えない強靭なフィジカルを持ち、圧倒的なキープ力やゴール前の精度で水戸を翻弄しました。
パルメイラスに主導権を握られながら、粘り強く守っていましたが、20分に華麗なパスワークで失点すると、アディショナルタイムにもゴールを奪われ、0-2で前半を折り返します。

【写真 米村優子】

続く後半は開始2分、コーナーキックからヘッドでゴールネットを突き刺されると、34分に再びコーナーキックから失点。
水戸は劣勢となる時間帯でも激しいプレスを掛けてカウンターを狙いますが、自陣にボールを入れられず、防戦一方を強いられます。
42分にはGKのフィードが高い位置で奪われると、パルメイラスは冷静な試合運びで得点。
尚もサイド、中央と波状攻撃を仕掛けてくる相手に意地を見せたい水戸でしたが、局面の打開には至らず、43分、50分にもダメ押しのゴールを奪われて完敗に終わりました。

【写真 米村優子】

「世界の壁を意識して高め合いたい」

キャプテンの大澤羽穏(うのん)選手は「今日の試合はもったいない失点が多く、悔しい試合でした。決められそうな惜しいシーンもあったので、今後どう自分たちの壁を打開していくかが大事です。普段、試合で勝てていても、やはりパルメイラスのような世界のレベルを意識して行かねばならない。これからの自分たちに繋がる試合になりましたし、これを機に再び自分たちで高め合っていきたいです」と前を向いていました。
そして大澤選手は「なかなか対戦できない相手とケーズデンキスタジアムというグラウンドで対戦できる用意をしてくれた皆さんに感謝したいです」と憧れの舞台で強敵と対戦できた喜びも語っていました。

【写真 米村優子】

終了後は悔し涙を拭う選手もおり、世界の壁を目の当たりにした結果となりました。
しかし、この経験が必ず今後の水戸ホーリーホックジュニアユースの発展や選手らのサッカー人生に活かされることでしょう!

【写真 米村優子】

(米村優子)

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ