デイリーホーリーホック

【育成NOW】「多様な経験を通じて『心豊かな人間力』も育成 那珂市の福祉施設でジュニアの選手が芋掘りを体験」(2016/11/15) ※無料記事

【写真 米村優子】

【写真 米村優子】

地域の支えに感謝しながら採れたてのサツマイモや秋の実りに舌鼓

秋晴れとなった11月13日、ジュニアU-9、10の17人の選手と保護者らが那珂市飯田の知的障害者支援施設なるみ園の農園で芋掘りを体験しました。

【写真 米村優子】

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水戸ホーリーホックとなるみ園は約3年前から同園の夏祭りや収穫祭、施設利用者向けのサッカー教室などを通じて交流。
なるみ園では利用者とスタッフが施設周辺にある広大な自家農園で減農薬、有機肥料にこだわった旬の野菜や米を栽培して直売していることから、年2回、選手寮へ米や野菜を寄贈して選手のフィジカルの強化を支援しています。
また、利用者やスタッフの中には熱心なホーリーホックファンも。普段着にブルーミングTシャツを着用し、スタジアムにも頻繁に訪れてくれる地域のサポーターでもあります。
年800回以上も地域での活動を続けている水戸ホーリーホックですが、今回はそんな縁の深いなるみ園側の地域貢献活動に招かれたのです。
「私たちは日頃から様々な企業や団体からの協力を得ていますので、その恩返しをしたいと思ってこのイベントを開きました。ホーリーホックのジュニアの選手や保護者の方に丹精込めて育てたさつまいもを掘って、食べて、喜んで貰えたら嬉しいです」となるみ園支援部長の高瀬和久さんは話します。

【写真 米村優子】

【写真 米村優子】

選手らは施設利用者とスタッフらとともに、まるで宝探しのようにはしゃぎながら約450㎡の畑にたわわに実った紅はるか、紅まさりを次々と手で掘り出し、収穫を満喫。
その後のランチタイムでは、なるみ園の採れたて野菜を使った豚汁、マカロニサラダ、新米のコシヒカリ、チキンカツ、お汁粉が振る舞われ、特に紅はるかのフライドスイートポテトは何度もおかわりをする選手が続出しました。
最後に理事長の仲田実さんから「サッカーが一生懸命にできる子は他のことにも一生懸命にできるはず。我慢すること、乗り切る力を身に着けて夢を実現して欲しい」というエールが送られると、収穫したばかりの紅はるかがプレゼントされ、選手らは身も心も満足した様子で施設を後にしました。

【写真 米村優子】

【写真 米村優子】

事業・営業統括、事業チームリーダー、ホームタウン担当の薗部光章さんは「こういった体験は大変有り難いです。保護者の方は自分の子どもがコーチや施設スタッフの言うことをきちんと聞く姿に成長を実感したでしょうし、選手にはクラブが地域の皆さんから応援されて成り立っていること、ハンディキャップがある人と触れ合う中で多様性のある社会について肌で感じたことでしょう。選手には色々な方々のお陰で自分たちの今の環境があることを、改めて感謝する機会にして欲しいですね。これからも、地域のクラブである水戸ホーリーホックを通じて、地域に貢献できる人材も育てていきたいです」と語ります。
サッカーの技術だけでなく、「人格的な成長」を重んじるホーリーホックのアカデミー。
今回参加したジュニアのメンバーも、今後も様々な経験を積み重ねることで、多様性のある地域を支え、支えられるクラブの一員として「心豊かな人間力」を持つ選手へと育っていくことでしょう。

【写真 米村優子】

【写真 米村優子】

さて、今回ジュニアU-9、10がお世話になったなるみ園の直売所「サンファームなるみ」では11月18日~20日の3日間、9時30分~18時に「サンファームフェア収穫祭」が開催されます。
選手たちが満腹になるまで堪能したなるみ園の新鮮野菜や新米などの販売、店舗前には屋台も登場。更に豪華景品が当たる大抽選会も!
お近くの方は是非訪れてみてはいかがでしょうか?

【写真 米村優子】

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●直売所サンファームなるみ
那珂市飯田2743-2
TEL:029-295-9700

(米村優子)

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