【無料記事】横浜FCユース・齋藤 翔「苦しい状況でも背後に一発自分が出て、個人で打開していきたい」……プレミアEAST第21節・鹿島アントラーズユース戦 試合後コメント
■齋藤 翔
「今日は勝たないと次がないので、自分が点を取ることを考えていました。結果的に自分は取れませんでしたが、勝てたので良かったです」
──1年生ながら前節の市立船橋高校戦からスタメンに入って、この2試合の手応えは?
「前節は自分を出せなかったというか、シュートは打てたんですけど自分の特徴を出せませんでした。今日の試合では、最初に相手のCBに勝てたので、『今日はやってやろう』という感じで行けました。前節よりは自分の特長を出せたかなと思います」
──6月2日にトップチームの東京国際大学とのトレーニングマッチに1トップで出場して、逆転勝ちにつながる1点目を挙げたのを憶えています。大学生を相手に堂々とプレーしていました。
「あのときは初のトップの試合ということで気持ちが昂ってました。『これで点を決められたらトップに行けるんじゃないか』って(笑)。でもぶっちゃけ、その前に自分のミスから失点したので、それを取り返さなきゃいけないと思って果敢にシュートを打ったら決まった感じです」
──今日の試合、前半はかなり苦しい展開が続きましたが?
「苦しい状況でも、背後に一発自分が出て、個人で打開することを意識していました」
──前半はそれが1回あったくらいでしたが、後半はその形がたくさん出せました。
「自分は背後に出るのが特徴の選手なので、庄司(啓太郎)が落ちて俺が背後に出るのを徹底してやっていて、それが後半はよく出たと思います」
──決定機は何度もありました。決めたかったところです。
「はい、FWなので。今日は悪くはなかったですが、ゴールという結果を残せていないので、FWとしてはまだまだダメだと思います」
──次の最終戦では得失点差で優勝が決まる可能性があり、大量得点が必要になります。
「はい。自分が多く点を決めて、チームを勝たせるように頑張ります」
──1年生でこうした大舞台を経験できることについては?
「去年から『1年生からプレミアに出たい』と思っていました。最近になって一つしたのリーグで決めるようになってきて、それで評価されてAチームに加わらせてもらいました。そこを自信にして、自分の特徴を出してやっていきたいです」
──点を取って、3年生を優勝させてあげてください。
「はい、頑張ります!」
──ちなみに好きな選手、憧れの選手は?
「昔からスアレス(ウルグアイ代表)が好きで、個人で打開するところとダイナミックなプレーはFWの完成形だと思います。自分もFW、ストライカーとして完成した選手になりたいので、いつも試合前はスアレスのプレーを見たりしています」