【無料記事】横浜FCユース・佃 颯太「あと2試合、ゴールを奪って、守って、絶対に勝ちたい」……プレミアEAST第20節・市立船橋高校戦 試合後コメント
■佃 颯太
「内容が悪かったってわけではないですけど、自分たちの今の課題であるゴール前のところ、守備も攻撃も、点が取れないし点を取られるというのが出て、負けたかなと思ってます。正直、(前田)勘太朗がいないのはデカいですけど、そう言われたくないし、チームとしても勘太朗がいなくても勝てるところを見せたいと思ってるので、それを言い訳にせずに、今いるメンツで勝てる能力はあると思うので、次の試合は絶対に勝ちたいです」
──相手は最終ラインの背後に一本ロングパスを狙っていましたが、一瞬の隙を作ってしまった?
「自分たちもフワッとしちゃった時間でした。ああいうシーンをなくさなきゃいけないのと、あれがあっても3得点とか取れていれば何の問題もなかったと思うので、改善するところは攻撃も多くあるかなと思います」
──ボールを握って攻めてる割には決定機も少なかった印象でした。
「ビルドアップとゲームメイクは自分たちが得意としてやっていますが、ゴール前ではどうしてもアイディアがなかったり、人数が多くてなかなか入っていけないシーンがありました。そこは個人で打開するところと、連携プレーで作っていくところも含めて、改善していかないといけないと思いました」
──失点したあとに選手が集まって話したことは?
「失点シーンを振り返るのではなくて、攻撃の部分でもっとアイディアを出して、全員で共通意識を持ってやろうと確認しました」
──次の試合に向けては?
「本当に勝つしかないし、得点も多く取らないと優勝がない状況なので、本当に失点はナシにして、とにかく多くの点を取って勝ちたいと思います。自分たちは優勝をまだしたことがなくて、タイトルを取っていきたいですし、取れるチームだと思うので、本当に練習から死ぬ気でやって、絶対にタイトルを取ります」
──話は変わりますが、8月にU-17日本代表に選出されて『Balcom BMW CUP 広島ユース』で活躍しましたね。
「今の世界レベルを体感できました。本当にフィジカル一つ、技術一つが、やっぱり日本とはクオリティが違ったので、それを基準にして日本で忘れずに、練習から意識高くやっていければまたああいった機会をもらったときに世界でもっと飛躍できるような選手になれると思うので、そこにフォーカスを当てていきたいと思います」
──縦にも中にも行ける面白いタイプのサイドバックですが、目標にしたり憧れたりする選手は?
「マルセロ(元レアル・マドリード)です。よく『面白い』とか『色が違ったサイドバックだよね』と言ってもらえるんですけど、ゲームメイクの部分では違いを出せるんですけど、ゴール前というサッカーで一番大事な場面でどうしても違いをまだ見せられていないので、マルセロだったり、ブラジルが好きなのでネイマールとか、そういった個の技術で剥がせる選手になっていきたいと思ってます」
──昔からブラジルが好き?
「はい。ずっと個人技を大事にしてきたので、ブラジルの選手はやっぱり個の能力がすごいですし、ゴール前で守備を打開できるのは大きなストロングポイントだと思うので、そこを意識して、あと2試合しかないですけど、ゴールを奪って、守って、絶対に勝ちたいと思います」