2024年09月24日 22時02分　
カテゴリ： ★無料記事 • アカデミー＆シーガルズ • レポート
タグ : 中台翔太

■中台 翔太

「自分たちはいつも入りがあまり良くないことが多いですけど、今日は前半からエンジン全開で入ろうと話をしていて、最初に点が取れたのは大きかったです。でも後半の入りてすぐ失点して苦しくなって、たて続けに3失点して、本当にキツいなと思いながらやっていましたけど、(前田)勘太朗が上手く起点を作ってくれていて、最後に勘太郎が決めて、自分のゴールも勘太郎のクロスでしたし、勘太郎が上手くやってくれました」

──自身のゴールの場面を振り返ってください。

「勘太郎がCBの裏にポンと落とすような感じでクロスを入れてくれて、自分が飛び込んでキーパーの前でヘディングできました」

──後半になってガラっと流れが変わったところはどう感じていましたか？

「後半の入りははっきりプレーして失点もなしで行こうと話しあってましたけど、リフレクションとか不運もあって失点してしまいました。そのあと自分たちのペースに持っていくことができずに、2点、3点と失点してしまいました。そういう厳しいときにどうやっていくのか、試合の中で改善しないといけないと思います」

──逆に前半のうちに2点、3点と取れそうでしたが？

「チャンスはいっぱいありましたけど……」

──中台選手にも大チャンスがありましたね？

「はい……(笑)。決めてやろうという気持ちでしたけど、決められなかったです。でもそのあとずっと果敢にゴールを狙っていたので、最後はそこに結びついて良かったと思います」

──1-3になったときの精神状態は？

「正直、天を仰ぐ感じで、ちょっと厳しいなという感じがありました。でも諦めるわけにはいかないですし、アントラーズが今節負けて、突き放さないといけない状況だったので、一点ずつ返すしかないという感じでした」

──2点目が入ったとき、自分が3点目を決めてやろうという気持ちも？

「もちろんありました。時間がないのは分かってたけど、少ない時間の中で点を取れたのが大きいと思います」

──点を取りたいというのと、実際に取るのとでは違いがあると思います。気持ちだけではどうにもならないところもあると思いますが？

「個人だけの問題じゃないですし、仲間がつないでくれるものに対して自分が信じて走り込まないといけない。仮に勘太郎のボールがあまり良くなくても、もう一回次の人が上げてくれるのを、何回も待つしかないと思うので、そこは信じ続けていました」

──3点目が入った瞬間に思ったことは？

「勝点0から1になった。ゼロとイチとは大きな違いだと思うので、そこは良かったかなと思いました。死ぬ気で触ろうとは思って、少しコース変える感じに当たった感じはあって、これは入ったなと思いました」

──優勝を狙える位置にいる、好調の要因はどう感じていますか？

「チームの中で3年生だけじゃなく、2年生も1年生もみんなで声をかけあってやれていると思いますし、練習の雰囲気からっていうのはけっこう変わっているので、それが今年この結果につながっている一つの要因かなと思います」

──FC東京U-18とクラブユース選手権での対戦では0-1で負けて、グループリーグ敗退が決まりました。そのリベンジという気持ちも？

「本当に、あの試合の失点は、実は自分が奪われてカウンター食らったので、それがすごく悔しくて。試合のあと泣いて、今回は絶対やらなきゃいけないという気持ちがありました。それが今回(同点ゴールに)つながったのは感極まったところはあります。今日は後ろ向きなプレーはやめて、もう全部前へ、みたいな気持ちでやりました」

──リーグ戦は残り7試合になりますが？

「もちろん優勝を狙ってます。今日は同点ですけど、勝たなきゃいけない試合でしたし、こういう試合を絶対に勝ちに持っいって、2位以下との差をつけていかなきゃ優勝は難しいと思います。まだ2位との差をそんなに大きく広げられていないので、ずっと勝ち続けて勝点3、3、3と積み重ねていきたいです」