HAMABLUE PRESS

愛憎半ば。数字以上の価値あるウノゼロ……2024-J2第31節・甲府戦(H)マッチレビュー

 

▼2024明治安田生命J2リーグ 第31節

9月15日(日) 18:04キックオフ/ニッパツ三ツ沢球技場(7,745人)

横浜FC 1-0 ヴァンフォーレ甲府(Jリーグ公式サイト

【得点】
83′ 横浜FC/ガブリエウ

 

試合後の取材エリアに、渋谷飛翔はアイシングした右足を引きずりながら現れた。55分に櫻川ソロモンと交錯した際に痛めたのかと思ったが、「試合開始後すぐ」だったそうで、序盤に彼のところまで攻め込んだ回数は少なく、どの場面かちょっと分からない。

渋谷飛翔は関東第一高校から2013年に横浜FCでプロ入りした。当時の横浜FCには南雄太が絶対的な守護神として君臨しており、3年間はほとんど出番を得られなかったが、16年は南の負傷もあって19試合でゴールを守った。翌年は正守護神の座を奪うことを期待されたが、そのオフに名古屋グランパスに移籍していった(しかも17年の名古屋はJ2だった)ことで、当時を知る横浜FCサポーターの彼に対する思いは複雑だ。

17年のJ2では楢崎正剛のサブとして横浜FC戦に帯同したが、出場はなし。その後4年間は名古屋GK陣での序列が下がり、横浜FCがJ1にいた際も控えに入らなかった。昨季から甲府に移籍し、シーズン終盤からポジションを奪取。今季アウェイでの第17節では負傷していた。つまりこの試合は、彼にとって久しぶりの三ツ沢のピッチであり、横浜FCを離れて8年目にして初めての古巣戦だった。

 

【選手交代】(横浜FCのみ)
63′ 中野→村田、慶治朗→伊藤翔
79′ JP→カプリーニ、ソロモン→髙橋

 

 

▼渋谷コールとブーイング

(残り 3264文字/全文: 3956文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ