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【無料記事】永田滉太朗「今は『自分が一番なんだ』と思って常にグラウンドに入っている」……5/26 帰国後初・独占インタビュー

 

■永田 滉太朗

──ウチの選手だから“練習参加”じゃなくて“復帰”ですね。お帰りなさい。

「そうですね。セレクションで来たみたいなイメージですけど(笑)」

 

──横浜に戻ってきたのはいつですか?

「22日の朝です」

 

──約9カ月、ポルトガル2部のオリヴェイレンへの期限付き移籍はどうでしたか?

「練習から試合から悔しいことばかりでした。まったく文化も違うのでストレスがありながら、最後のほうは自分なりに楽しく終わることはできたんですけど、もっと試合に絡んでいかないといけないですし、もっとできることがあったんじゃないかと、悔しさのほうが大きいです」

 

──もっとできたことというのは?

「結果の部分で、特に海外ではやっぱり結果しか見られないので、アシストや得点という目に見える数字をどれだけ残すかというのが自分はできなかった。そこが課題だと思います」

 

──オリヴェイレンセではトップチームとU-19でも活動していたようですが?

「練習はほとんどトップでやっていて、トップの試合でメンバー入りできなかったときに試合勘をなくさないようにU-19で試合に出させてもらうという感じでした」

 

──横浜FCでもユース時代にトップの練習に参加していましたが、オリヴェイレンセで違いを感じたことは?

「数字を残した人しか試合に出られないので、特にFW の選手は練習のときからいかにゴールを取るかに全員がこだわっていました。球際もこっちより激しさがあって、単純に言うと『戦争』みたいな感じです。本当に日常から削りあいみたいな感じで激しく行くというのは、やっぱりこっちとは違っていました。でも自分も負けじとそこに食らいついて1年間しっかりやれて、昨日今日とここで練習していても、戦う部分は成長していると感じました」

 

──日本だと「ここまでやったら雰囲気悪くなっちゃうでしょ」というところも向こうでは平気?

「そうです。あっちではもう毎日、喧嘩してるような感じなので。ピッチ外とピッチ内では人が違うというか、ピッチ外では本当に良い人たちなんですけど、ピッチに一歩入ったらもう言いあいと削りあいです(笑)。でも、そこは自分もそういう雰囲気でやってて、すごく楽しかったですね」

 

──2部のチームですし、チームはもちろん個人としても「のしあがってやるんだ」という気持ちが強いからですかね?

「そう思います。そういう選手しかいなかったので、対戦相手を見てもやっぱり本当に激しくて、スピード感がもう日本とはまるで違うなと感じましたね」

 

──そこで個人として通用する手応えも得られましたか?

「試合でもう少し自分のプレーを出せる機会があれば良かったですけど、練習でチームメイトからも『良い感触じゃないか』と言われましたし、自分でも『スタートで出られるくらいにやれてる』と思えるくらいのプレーをできているときもありました。でもそれを1年間ずっとやり続けないといけなくて、高いパフォーマンスでプレーし続けるというのはまだ課題かなと思います」

 

──今日見ていて、一昨年とかまだ高校2年生で練習参加していたときに比べたら、雰囲気が違っていました。「俺にボールをよこせ、やってやるから」という感じになってます。

「当時はお客さんというか遠慮してた部分もあったと思うんですけど、今は『自分が一番なんだ』と思って常にグラウンドに入ってるので、そこは変わったところかなと思います」

 

──正月とかには日本に帰ってきてましたか?

「いや、一回も帰ってないです」

 

──久しぶりの日本はどうですか?

「ご飯が美味しいですね(笑)。あっちも美味しいですけど、脂っこいものが多いので、日本のご飯はヘルシーでお腹に優しいです。湿気があるので気候はあっちのほうが良いですけど。あと、1年ぶりくらいにちゃんと湯船に入れたのは嬉しかったです(笑)。バスタブがなくて、シャワーだけだったので。やっぱり湯船は最高ですね。早く温泉にも行かないと(笑)」

 

──日本に帰ってきて一番食べたかったのは?

「お母さんのご飯です。自分もあっちで朝昼晩作らなきゃいけなかったので、それまでどれだけ自分が甘い環境にいたかというのを感じましたし、お母さんに感謝しなきゃいけないと思いました。疲れて帰ってきてご飯があることって幸せなんだなと。だからお母さんのご飯を食べられるのが一番最高ですね。自分で同じ料理を作っても、やっぱり全然美味しい」

 

──帰った日にリクエストしていた料理は?

「あえて『いつも通りで』と言いました。でもいつもより品数が多くて、張り切った感がありました(笑)」

 

──去年の8月末にプロ登録になり、同時にオリヴェイレンセへ期限付き移籍になりました。9カ月ぶりの横浜FCの印象は?

「今年入ってきた選手とはまだ全然コミュニケーションを取れていないですけど、J1昇格に向けてやっていてすごく良い雰囲気だと思いますし、クオリティが高い選手もいるし、やっぱりあっち(オリヴェイレンセ)よりも自分と同じ絵を持っている選手が多いので、やりやすさは感じます」

 

──向こうで横浜FCの試合もチェックしていましたか?

「DAZNであっちだとJリーグが見られなかったので、ハイライトとスタッツとかでしか確認できなかったですけど、基本的に毎試合、誰が出ているかとか結果はチェックしていました。応援していましたし、降格したときはチームメイトにも「2部に下がっちゃったな」と言われて、自分も同じくらい悔しい気持ちがありました。将来は自分がここでチームを勝たせられる選手にならなければいけないと思いました」

 

──オリヴェイレンセへ期限付き移籍を継続する可能性もあれば、横浜FCで選手登録してシーズン後半を戦う可能性もあると思います。とりあえず「ただいま」ということで横浜FCサポーターに一言お願いします。

「まだ自分はどうなるか分からないですけど、どっちになっても自分がやることは変わらないと思ってます。チームの勝利のために戦って結果を出すことがプロとして求められているので、自分がどっちのチームに行ってもそれをできるように、100%毎日毎日取りこぼさずやっていきたいので、応援していただけたら嬉しいです!」

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