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【無料記事】“プロのしるし”を見せてくれ!……2023シーズンJ1最終節・鹿島戦(A)プレビュー

 

■今節の相手:鹿島アントラーズ

▼基本情報

【横浜FC】
18位/勝点29/7勝8分18敗/得点30/失点56
主な得点者:小川航基(6)、マルセロ・ヒアン(3)、井上潮音(3)、ユーリ・ララ(3)、伊藤翔(2)、林幸多郎(2)、山下諒也(2)、ンドカ・ボニフェイス(2)、近藤友喜(2)、ほか
主なアシスト:近藤友喜(3)、山根永遠(3)、カプリーニ(2)、マルセロ・ヒアン(2)、ほか
出場停止:ユーリ・ララ

【鹿島】
7位/勝点49/13勝10分10敗/得点41/失点33
主な得点者:鈴木優磨(13)、知念慶(5)、垣田裕暉(4)、ディエゴ・ピトゥカ(3)、樋口雄太(3)、ほか
主なアシスト:樋口雄太(13)、安西幸輝(5)、鈴木優磨(5)、ほか
出場停止:なし
昨季の成績:4位

 

▼前回対戦を振り返る

第3節(2/24)、ホームで3-1の敗戦。前節でガブリエウが負傷離脱して岩武克弥がCBに入り、長谷川竜也と山根永遠も今季初先発した。鹿島の激しい前線からのプレスでボールを運ぶことができず、9分に自陣でボールを奪われてショートカウンターから失点。23分に山根永遠が得たPKを小川航基が決めて同点に追いつくものの、38分にロングボールから最終ラインの裏を取られて勝ち越される。試合を通じてのシュートはわずか3本。後半アディショナルタイムにはペナルティエリア内で守備陣が棒立ちのままダメ押しされた。スコアはともかく良かった時間帯がほとんどなかった、という意味では今季ワーストゲームの一つ。このあと第4節・FC東京戦(1●3)、第5節・京都戦(1●4)と大量失点の3連敗を喫した。

開幕から2勝1敗とした鹿島だったが、第5節から4連敗で15位まで後退。しかし第9節から5連勝で持ち直し、第27節終了時には3位に浮上するが、第28節で2位のマリノスと直接対決に敗れ優勝やACL出場圏が遠のくと、意気消沈したかのように前節まで6戦勝ちなし(3分3敗)となっている。夏の移籍期間で常本佳吾(→セルヴェットFC)が完全移籍、キム・ミンテ(→湘南)と染野唯月(→ヴェルディ)らが期限付き移籍。須貝英大(←甲府)を完全移籍で獲得した。

 

 

 

■“プロのしるし”を見せてくれ!

▼大量得点での勝利が必要

勝点2差で17位との直接対決だった前節の湘南戦を落とし、横浜FCのJ1残留は絶望的となった。

横浜FCの勝点は『29』のまま。湘南は勝点34で15位に浮上し、もう届かない。新たに17位となったのは柏で、勝点は『32』。この最終節に鹿島に勝てば、勝点は並ぶことはできるが、柏とは得失点差で『-12』の開きがある。柏が名古屋に0-3で負けたとしても、横浜FCが9-0で勝たなければ上回ることはできない。

同じカテゴリー同士の試合では、2019年のJ2最終節で柏が京都に13-1で勝ったことがあった。ただ当時の柏には、一人で8得点を挙げた“怪物”オルンガがいた。横浜FCの1試合平均得点は『0.9』で、今季は複数得点が5試合しかなく、最も得点を取った試合でもホームでのダービーの4得点。名古屋ももちろん勝利を目指し、できるだけ得点を取りたいとは思っているだろうが、名古屋は基本的に堅守速攻のチームであって、超大量得点は考えにくい。そもそもたとえ横浜FCが12-0で勝ったとしても、柏が引き分け以上であればジ・エンドだ。

それでも「可能性がある限り、ベストを尽くさないといけない」と、週明けのミーティングで指揮官は選手たちに語りかけた。ベテラン選手たちも一人一人が発言し、「プロとしてしっかり準備しよう」と、厳しい状況でこそベストを尽くすことの大切さを説いたという。

「可能性は0.001%くらいかもしれないけど、ゼロじゃない。何が起こるか分からない」と、自身も今季ベンチで試合に出場してないのに退場するという普通では起こらない経験をした三田啓貴が言えば、「やるかやらないか、どっちかしかない。だとしたらやるほうを選ぶ」とンドカ・ボニフェイスは全力で足掻くことを誓う。

チーム一丸となり、まずは早く先制点を挙げることだ。もし前半のうちからサポーターが敵地で「プロのしるし」を歌うような状況になれば、本当に何かが起きるかもしれない。

 

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