J1昇格プレーオフ決勝に臨む齋藤功佑「この1年間積み上げてきたし、成長している実感もある。本当に充実しています」
2023シーズンのJ2はプレーオフ決勝の佳境を迎えている。顔合わせは3位・東京ヴェルディと、4位・清水エスパルス。明日(12/2)の14時から新国立競技場で両者が激突。ヴェルディは引き分け以上で、清水は勝てばJ1昇格が決まる。
ヴェルディには今季、横浜FCから齋藤功佑が完全移籍で加わっており、32試合(先発25)に出場して4ゴール6アシストと大きく貢献した。また夏には長谷川竜也が期限付き移籍。第39節・千葉戦では途中出場から1ゴール1アシストで2点差をひっくり返す逆転勝利の立役者となったが、その後怪我をしてしまった。
プレーオフ初戦には齋藤が左サイドハーフでスタメン、長谷川はベンチスタートだった。齋藤は結果的に決勝点となる森田晃樹のゴールをクロスでアシスト。逃げ切る展開だったこともあって長谷川の出番はなかった。
昨日(11/30)、ヴェルディの選手の取材対応が行われるということで、ハマプレも激励を兼ねて両名に会いに行ってきた。ヴェルディはだいたい週に1回の練習公開だが、練習公開日は練習を見る(撮影する)だけでコメント対応はなし。そして別の日に、練習は非公開だがコメント対応だけ行うという方式を取っている。なのでトレーニングしている写真が撮れなかったことは残念。
また、コメントに対応する選手は“プレーオフ初戦に『出場』した選手のみ”という制約もついた。そのため長谷川には話を聞けなかったが、とても元気そうだったことをお伝えしておきます。
■齋藤功佑
──プレーオフ決勝を迎える心境は?
「いつも通りに準備していますし、楽しみという気持ちは強いです」
──プレーオフ初戦に勝って、良い形で臨める?
「あの試合はチームとしても自信になりましたし、それもあって楽しみな気持ちが大きいです」
──この1週間、チームの雰囲気は?
「大事な試合というのはみんなが理解していて、良い集中力でやれている。その上でいつも通りの準備ができています」
──今季は先制した試合は勝率も高いですが、そこも自信になっている?
「そうですね。先制すれば、守備は堅いので、連動してハードワークして守れる自信がある。後ろの選手も守れる選手がいて、マテウス(GK)もいるし」
──新国立競技場での清水戦で、注目度も高い試合になりますが?
「こういうチャンスがあるというのはありがたいことですし、それは自分たちがつかんだものでもあるし、応援してくださる皆さんのおかげでもあるので、ヴェルディにかかわる皆さんと一緒に喜べるように勝ちたいと思います」
──今季ヴェルディに移籍してきて、昇格するためにというのがあったと思いますが、それが現実に見えてきました。
「本当に1日1日、試合を積み重ねてここまで来ていると思うし、自分自身も成長を実感しながら充実したシーズンになっていると思います。成長しながら結果も出ている中で、濃い1年になっている。ただ最後の結果が一番大事なので、それを達成して喜びたいと思います」
──ご無沙汰してます。
「お久しぶりっす(笑)」
──今季J2で4ゴール6アシストはキャリアハイ。ここまでを振り返ると?
「もっと結果を出せたと感じていますが、この1年間を振り返ってみても、積み上げてきたし、成長している実感もあります。本当に充実しています」
──こんなに1年を通して試合に出続けたのは初めてでは?
「そうですね。チームのサッカースタイルが自分にハマっていたというのもあると思います」
──横浜FCでは大事なところで怪我とかコンディションを崩して、戻ってきてみたらサッカーやポジションが変わっていたということが多かった印象です。
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