【無料記事】残留確定、上位フィニッシュへ……U-18プレミアリーグ2023 WEST 第20節・神村学園高校戦 マッチレビュー
▼U-18サッカープレミアリーグ2023 WEST 第20節
11月19日(日) 11:00キックオフ/横浜市三ツ沢公園陸上競技場(500人)
横浜FCユース 5-3 神村学園高校(JFA公式サイト)
【得点】
5′ 神村学園/佐々木悠太
9′ 横浜FC/オウンゴール
18′ 横浜FC/岩崎亮佑
32′ 神村学園/佐々木悠太
34′ 横浜FC/岩崎亮佑
56′ 横浜FC/小漉康太
61′ 横浜FC/朝見友樹
67′ 神村学園/鈴木悠仁
【選手交代】(横浜FCユースのみ)
67’ 小漉→飯塚、中島→木村
76’ 加藤→高橋、庄司→前田
83’ 宮本→松尾
▼乱打戦を制し、4位に浮上
横浜FCユースは勝点28の5位、神村学園高校は勝点21の11位で、プレミアリーグの残り3節を迎えた。横浜FCは引き分け以上でプレミア残留が確定する。
横浜FCユースはキャプテンの林賢吾がU-18日本代表スペイン遠征のため、神村学園は名和田我空と吉永夢希がU-17ワールドカップのため不在の中での試合となった。

キャプテンマークを託されたのは林とCBコンビを組んできた國枝蒼空
キックオフから神村学園に連続でセットプレーを与えて押し込まれ、4分に先制された。しかし9分に同点に追いつく。加藤嵩寅からが縦に入れた浮き玉を、庄司啓太郎がヘディングで狙う。ボールは見事にループ気味にゴールに吸い込まれたが、公式記録ではオウンゴールとなっている。

先制のゴールを割られた西方優太郎。クロスから一度はシュートをファインセーブしたが、体勢の整わないままこぼれ球を蹴り込まれ、見送るしかなかった

失点から5分後の同点ゴールがチームを勇気づけた。前線で裏を狙い続け、チームを引っ張る庄司啓太郎の献身が報われたかと思いきや、記録はオウンゴールで残念。確かに庄司の頭に当たったように見えたのだが……
その後は横浜FCが主導権を握ってゲームを進める。18分に小漉康太のCKから、U-15日本代表フランス遠征帰りの乗ってる1年生・岩崎亮佑が決めて逆転に成功。32分に再びクロスから押し込まれて同点とされるが、34分、加藤嵩寅、宮本新がつないで、乗っている岩崎がこの日2点目を決めて再びリードを奪った。

逆転ゴールを決め、アシストした小漉と抱き合って喜ぶ岩崎

2点目を決め、ベンチメンバーと抱き合って喜ぶ岩崎。喜びすぎて審判にたしなめられた
後半は一進一退の静かな立ち上がりから、横浜FCがペースを握った。56分、岩崎のシュートがポストに嫌われたが、詰めていた小漉康太が押し込む。さらに61分、庄司とのワンツーで左サイドをえぐった岩崎のクロスを、ゴール前で朝見友樹が胸トラップからボレーシュートを叩き込んで突き放した。

サイドバックながらゴールを決め、全身で喜びを表しながら駆け出す小漉

5点目を決めた朝見。落ち着いた胸トラップから見事なボレーシュートだった
67分にCKから三たびの失点。78分にもクロスからピンチを迎えるがクロスバーに救われた。その後は神村学園にチャンスを与えず、試合終了直前に二つのビッグチャンスを迎えたが、岩崎と朝見が絶好機を外して終了。
この結果により、横浜FCユースのプレミア残留が確定。米子北高校が敗れたために順位を4位に上げた。

終了のホイッスルが鳴り、健闘を讃えあう西方と國枝

駆けつけた横浜FCサポーターと「横浜なら手をたたこう」でプレミア残留を祝った。来週はトップチームが残留を引き寄せる番だ
(写真と文/芥川和久)