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【無料記事】アビスパ福岡のキャンプで前嶋洋太と亀川諒史に会ってきた!

 

2/3、横浜FCのキャンプは午前練習で終了。翌日は非公開のトレーニングマッチを行い、キャンプは打ち上げとなった。4日の試合はもともと公開される予定だったので取材する気満々で、でなければ3日の夜の飛行機で戻っていたところだったが、非公開に決まったのはもう4日の夜の飛行機を抑えた後だった。

要するに3日の午後から4日の丸一日がフリーとなったので、3日は宮崎市内のホテルに変更して、3日の午後と4日をどこかのキャンプを見に行くことに決めた。まず候補は宮崎県総合運動公園でやっていた高木友也と田部井涼のいる岡山だったが、残念ながら前日の夜に午後練習の中止が決まってしまった。では生目の杜運動公園でやっている福岡はどうか? 亀川諒史も前嶋洋太もいるし、坂本亘基と明治大で同期の佐藤凌我もいる。エルゴラッソ編集部に「写真のご用は?」と連絡すると、「亀川と佐藤とあと1人撮ってきてください」と仕事にもなって一石二鳥だ。

そこで急きょ福岡のキャンプにお邪魔してきました。今年で福岡2年目になる前嶋洋太は非常に元気で、ゲーム形式では右サイドバックと右サイドハーフをこなし、スルーパスでアシストしたりアピールできていた模様。福岡のメディアの方曰く、「去年はいきなり開幕戦に出て点を取って、ファン・サポーターからの人気も高かったですが、夏ごろから怪我もあって出番が減ったので今年は頑張ってほしい」とのこと。全体練習終了後は筋トレをバスの時間ギリギリまでやっていて、筋トレ好きも相変わらず。おかげでコメントはちょっとしか聞けませんでした。

亀川諒史は別メニュー。黙々と飛んだり走ったりしていました。「大したことないけど大事を取って」とのことで、開幕には間に合いそうとのこと。ただ左サイドバックには鹿島から小田逸稀を獲得したこともあり、「帰ってきてくれたのは嬉しいけど、ポジションは約束されてない」というのが福岡のメディアの方の見方でした。

4日は岡山を見に行こうと思っていましたが、岡山もこの日が非公開になったので結局は高木と田部井に話を聞けず……。写真だけは撮ってあるので、岡山の番記者さんに彼らの話を聞いてそのうち記事にします。

 

 

■佐藤 凌我

――明治大で同期の坂本亘基選手について教えてください。

「お調子者で、面白いヤツでしたよ。イジられたり、面白いこと言って、場を明るくしてくれる存在でした。サッカーはめちゃくちゃ上手いです。明治ではサイドハーフをやってましたね」

 

――林幸多郎選手と遠藤雅己選手選手は二つ下ですね?

「幸多郎は見たまんまで、メチャクチャ真面目です。すごいっす。素晴らしい人間です、後輩ですけど(笑)。遠藤はキャラ的にはイジられじゃないですか? 正直、あまり絡みがなかったんで分かんないですすいません(笑)」

 

――佐藤選手にとっても横浜FC戦が楽しみでは?

「楽しみですね。本当に、知ってる人がいっぱいいるんで。岩武くんは明治で二つ上だし、三田さんも先輩で。(中村)拓海は東福岡高校の後輩だし、ヴェルディだとボニくん(ンドカ・ボニフェイス)、(井上)潮音くん、ヤマくん(山下 諒也)、(新井)瑞希くん……、多すぎてビックリです(笑)。僕も試合に出られるように頑張ります」

 

 

■前嶋 洋太

――去年横浜FCから移籍したときは、どんな思いがありましたか?

「残りたい気持ちももちろんありました。でもアビスパから、来年J1でできるチームから良い話をもらって、このチームに貢献したいというのと、自分の成長を考えて決断しました。移籍を何回もして、移籍するメリットは大きいと僕は思っていて。いろんな人と出会えるし、サッカー選手としてもそうだし人としても成長できる。もちろん横浜FCにいても成長できましたけど、新しい出会い、新しい環境を求めてというのが大きかったです」

 

――移籍は成功でしたか?

「いや、まだ分からないです(笑)。でも都合が良い考えかもしれないけど、自分自身が大きくなれば横浜FCのアカデミーの宣伝にもなると思うし、そうして今でも横浜FCに貢献できるという気持ちでいます」

 

――去年は開幕スタメンでゴールも決めましたが、夏に怪我もあって出番が減りました。不完全燃焼というところですか?

「そうですね。夏ぐらいから個人としてもチームとしても上手くいかないことが多かったです。そこは11月、12月でまとめて、年明けからキャンプで取り組んでいけてると思うので、選手として成長することと、それをチームに生かすということをやっていきたいと思ってます」

 

――去年の横浜FCの試合をどう見ていましたか?

「やっぱりボールをつなぐのが上手いという印象でした。(齋藤)功佑とかが出てるときはよく見てましたけど、今年は知ってる選手があまりいなくなってしまったので、あまり古巣感がなくなりましたね(笑)」

 

――横浜FCの昇格が決定したときは?

「嬉しかったですし、そのときはまだ僕らがJ1に残留できるか分からなかったですけど、J1でやりたいなとワクワクしました。今年やれるのがすごい楽しみです」

 

 

■亀川 諒史

――移籍の決断について教えてください。

「かなり悩みましたね。1年でJ1に復帰するというミッションをチーム、スタッフみんなで達成して、僕にとって素晴らしい1年でしたし、J1で戦う切符をつかんだので、そのチームで(戦いたい)という思いもありました。でもまさか、思いがけないところからオファーが来て、しかも同じカテゴリーということで本当に悩みました。でもいろいろ、家族のこともあってトータルで考えたときに、移籍という決断に至りました」

 

――ご家族の意向が大きかったのかなと思っているのですが……。

「いや正直、それが一番ではないです。今までの移籍も、いろいろ悩みながら、最終的には自分の行きたいところへ(行きなさい)と家族は言ってくれていたし、ついてきてくれたので」

 

――では決断に一番大きかったのは? 

「前回福岡に在籍したとき、(2015年に湘南から)レンタルで来て昇格して、完全移籍に切り替わった翌(16)年に降格しました。その降格したときにもJ1からオファーがあったんですけど、残ってもう一回昇格させるんだという思いで(17年)1年間やりましたが、達成できなくて、でも自分のキャリアを考えて(柏に)移籍を決断しました。それがすごく心残りでした。やっぱり、福岡に来たからこそ、僕もオリンピックに出させてもらったり、あの3年間があったからこそ今までサッカーを続けられていると思っています。本当に福岡に対して愛着がありましたし、体が動くときにもう一度、このチームの力になりたいという思いがありました。それが今回、このタイミングで(オファーが)来たことで、自分の心が揺さぶられました」

 

――福岡でやっててどうですか?

「同じ年齢の選手も4、5人いて、今までの移籍で一番すんなり入り込めたかなと思います」

 

――4月1日に三ツ沢で待ってますよ。

「はい。僕も楽しみです。頑張ります!」

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