【新加入速報】グエン・コン・フオン、ベトナム1部リーグから完全移籍! 水戸時代を番記者に聞いてみた
12月22日午前10時、ベトナム1部リーグのホアン・アイン・ザライ(HAGL)からグエン・コン・フオンの完全移籍での加入が発表された。
グエン・コン・フオンは1995年1月生まれ。12歳でHAGLアーセナルJMGアカデミーに入団。2013年、AFC U-19選手権予選で7ゴールを決めて得点王に輝き、翌14年にAFF(ASEANサッカー連盟)U-19ユース選手権で準優勝と躍進。“ベトナムのメッシ”と呼ばれ、国民的人気を得た。15年にHAGLでプロデビュー。16年には水戸ホーリーホックに期限付き移籍して1年間プレーした。17年からHAGLに戻り、19年に韓国の仁川ユナイテッドに期限付き移籍するが半年で退団し、ベルギーのシント・トロイデンに期限付き移籍。ここでも出場機会を得られず、20年からベトナムに戻ってプレーしていた。ホアン・アイン・ザライではACL出場経験もある。
彼が育ったHAGLアーセナルJMGアカデミーは、HAGLグループとアーセナルFC、元フランス代表のジャン=マルク・ギルーが創設したJMGアカデミー(コロ・トゥーレ、ヤヤ・トゥーレ、サロモン・カルーらのコートジヴォアール代表を排出)の提携による育成機関で、コン・フオンはその一期生。2016年に横浜FCに期限付き移籍で1年間所属した“ベトナムのピルロ”ことグエン・トゥアン・アインも彼と一緒に育った。“黄金世代”と呼ばれた彼らは、後にベトナム代表の主力となり、昨年はワールドカップアジア最終予選に史上初めて進出。グループBの6カ国中で最下位に終わったが、中国に勝利し、日本には1-1で引き分けた。コン・フオンは背番号10を付けてプレー。日本戦ではCKから先制ゴールをアシストした。
以上がグエン・コン・フオンの選手としての概略だが、ベトナムにはコネの伝手もないので、彼が6年前にプレーしていた水戸の番記者でタグマ!『デイリーホーリーホック』を主宰する佐藤拓也さんに当時のことを聞いてみた。写真もすべて佐藤さんにご提供いただきました。
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