【インタビュー】「横浜FCというクラブが好きになって、このチームでJ1に行きたいと思った」……OB数珠つなぎインタビュー第1回・寺田 紳一 中編
かつて横浜FCでプレーしたハマブルー戦士に当時の思い出をいろいろ語っていただき、次に登場するOBも紹介していただいて、OBの輪をどんどんつないでいく予定のこの企画。記念すべき第1回は、2010年から11年。半年空いて12年の後半から17年までプレーした寺田紳一さん。退団から現在までを振り返った前編に続き、この中編からはいよいよ横浜FC在籍時代を振り返っていただきます。
▼岸野監督から「俺が叩き直してやる」と言われて(笑)
――まずは横浜FCに来る前のことをお聞きします。ジュニアユース、ユースとガンバで育って、2004年から09年まではガンバのトップチームでプレーしました。
「小さい時からJリーガーになることを夢見ていて、その夢をかなえることができました。ガンバの下部組織でやってきて、常にトップを意識できる環境にいたので、トップチームでいきなり通用するとは思ってなかったです。僕が在籍していた時はタイトルもたくさん取れていた時代で、選手層も厚くて、試合に絡むこともあったんですけどレギュラーという形ではなくて。ついていくのに精一杯なのと、試合に出られない自分の実力にもやもやしていました」
――遠藤保仁、二川孝広、橋本英郎、明神智和と、中盤にはすごいメンバーがそろっていましたね。
「アキ(家長昭博)もいたけど、出番がなくて大分に期限付き移籍していって」
――ガンバのチームとしての黄金期。リーグ優勝、天皇杯優勝、ナビスコカップ優勝、ACL優勝していた時期です。
「本当にすごい経験をさせてもらいました。タイトルを全部取って、Jリーガーになったとしても、ほとんどの人が経験できないことだと思うし、本当に良い経験ができました」
――そこから移籍の決断は?
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