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李 栄直「結果はついてこなかったけど、しっかり準備していたことを出せたゲームだった」……J2第39節・琉球戦(A) 相手選手コメント

J2第39節・琉球戦。試合後の李栄直選手のコメントのうち、横浜FCについて語った部分、試合内容について相手側視点として参考になる部分を抜粋してお届けします。

 

■李 栄直

――琉球のアプローチの速さ、激しさは横浜FCを苦しめていました。

「アップを見ている感じで、相手がちょっと今日は緩く入ってくるんじゃないかと感じたので、自分たちが強く行こうというのは確認していました。コミュニケーションを大事にして、後ろの選手が声をかける、行く・行かないのタイミング、スライドする・しないといった声をかけるのは自分の特徴でもあるので、自信を持ってやらせてもらいました。そこが上手くいったのかなと思いました」

 

――マルセロ・ヒアン選手をしっかりマークして仕事をさせませんでした。

「もともとブラジル人、外国人選手とやるのが好きだから。あれだけ力強く来てくれたら自分も力強く当てられるし、特徴も分かっていたので。その駆け引きは琉球に来て、いろんな外国人選手とやって学んだところでもあった。そういうのが上手く出たと思います」

 

――PKの1点以外は、小川航基選手にも自由にやらせなかったですね。

「でも結局、裏を突破されたときにPKを与えないようにコーチングしてたんですけど、PKを与えてしまったというのはやっぱり……。それが緩さだし、隙を見せてしまったということなので、そこが自分たちは良くなかった。それで負けてしまっているので」

 

――たらればになってしまいますが、コロナの感染や濃厚接触疑いがなければというところも?

「いや、(出なかった選手たちが)いないからこういうゲームができたのかもしれないし。直近の試合は攻撃の形になっていないゲームも多かったので。そういう意味では、これもたらればですけど、いたらどういうゲームになっていたか分からない。こっちは今日は左サイドハーフが本職じゃない選手(福村貴幸)がやって、それでもクロスを上げて前半から(18分の池田廉の)チャンスができた。だからそこは分からないですよ。逆に、そのぶんしっかり準備していたことを出せたゲームだったかなと思います。結果はついてこなかったですけど」

 

――琉球はベンチにFWの選手が一人だけ。終盤はヨンジ選手が前線に上がってくるものと警戒していました

「仕方なかったです。今日は自分もゲームができるかどうかというコンディションだったので。回避するかどうかというくらいのコンディションでしたけど、コロナが出てしまって、相手にはブラジル人のFWもいるしで、やるしかない状況だった。80分までに両足をつってしまったので、復帰したての今週は全然練習してない若手に、『あと10分、お願い』ってバトンタッチしました」

 

――横浜FCとしては2019年に三ツ沢でヨンジ選手にやられてますから。

「個人的には横浜FCとは相性は良いんですけどね。長崎でも2ゴールで、大事なところで点を取れてますし、いくら強くても横浜FCだったら勝てるんじゃないかというのが自分の中にはあって。ヴェルディでもそういうのを起こしたし、長崎でも勝たせてもらっていたので。今日も惜しかったですけど……、まあ、このまま昇格してください(笑)」

 

――残り3試合、残留の可能性はゼロではないですし、ヨンジ選手の戦う姿に期待します。

「そうですね。今日の試合が最後になるかもしれないという気持ちでやっていたし、最後になるかもしれない中でもチームを助けたいという気持ちでやっていた。悔いなく最後までやりきりたいですね。自分もいろんな決断をしなくてはいけない年齢なので、そこは頑張らないといけないと思っています」

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