2022年09月04日 19時56分　
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タグ : 前 貴之 • 名塚善寛 • 田中渉

J2第34節・山口戦。相手監督と選手のコメントのうち、横浜FCについて語った部分、試合内容について相手側視点として参考になる部分を抜粋してお届けします。

■名塚 善寛監督

「失点の部分はまだ映像を見ていないのでよく分からないところもありますけど、前半に勢いよく入れたのでそこで１点取れたらというところでした。やっぱり横浜FCさんはうまいので、強度が落ちた中でプレスをはがされるところがあって、それでも我慢するディフェンスもやってきていましたが、背後を取られてやられたのは次の課題としたい。追いついたところと、2点ビハインドになっても下を向くことなくゴールを目指したメンタリティは、今後も続けていきたいと思います。ただ、もう一押しのところ、勝ち切る、逆転するというところまでいけると自信になると思うので、ここからもっと成長していきたい。

ホームでのサポーターの皆さんの後押しを本当に実感しています。だからなおさら勝ちたかったという気持ちがあります。次節はアウェイですけど、町田さんは良いチームなので、そこでも後ろ向きなサッカーではなく、自分たちの攻守において攻撃的なサッカーをぶつけていきたいと思います」

■田中 渉

「素直に悔しいですし、個人としても課題のほうが多く出た。本当に悔しい試合でした」

――後半は内容が良くなりましたが？

「選手同士で話して、まず距離感を良くすることと、ヒデ(高橋秀典)くんも良いサポートに入ってくれて、そこで数的優位を作れる場面が何回もあった。そこは継続していきたい」

――声出し応援と、鳴り物グッズを配っていた応援については？

「ホームの僕たちにとってすごい力になりましたし、感謝しています。点を取ったあとの盛り上がり、声援や拍手が僕たちの足を動かせてくれた。キツくても走らなきゃいけないと思いましたし、そういうパワーをもらいました」

――2得点を挙げた成岡輝瑠選手とは初めて90分間一緒にプレーしましたが？

「中盤で収めて縦パスだったりサイドに展開したり、ボールを扱うプレーが得意なので、彼の良さを出せたと思いますし、僕としてもやりやすかったのでこれからもっと関係を良くしていきたい」

■前 貴之

「難しい展開の中で、ホームではありましたけど首位に1ポイント取れたところはプラスに考えていかなければいけない。まだまだ課題はいっぱいあるので、守備の人間として3失点してしまったところは何が原因か、チームの問題なのか個の問題なのか、振り返って修正して残りの試合につなげたい」

――前半の1失点目、なぜやられたと感じていますか？

「ポケットのところに2列目から飛び出されて、キク(菊地 光将)さんがオフサイドをかけようとしたところで俺と(橋本)健人のラインがちょっと低かった。キクさんが股下に反応できなかったところは個人としての課題ですし、自分のところ以外でも、クロスを上げられたときの対応とか、スライディングしてまで上げさせないとか、課題はありますけど、そこに侵入されるまでのボールの運ばれ方、コースの限定の仕方、そういうのが1個、2個、3個と続くとああいう失点につながってしまう」