HAMABLUE PRESS

2022夏。横浜FC Jrユース、クラブユース選手権(U-15)で初の準優勝!!

 

▼この準優勝をさらなる発展の礎に

今夏はユースチームも日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会でベスト4に入るなど、横浜FCアカデミーは目覚ましい活躍を見せた。クラブの歴史は決して古くなく、1998年にクラブが設立された後の2001年にユース、2006年にJrユースが発足したため、選手獲得の面も含めて強化はなかなか簡単ではなかった。だが、技術にフォーカスしながらボールを動かしていくクラブのフィロソフィーを貫徹。スタッフたちは我慢強く選手たちと向き合い、個性を育みながら強化を進めてきた。そうした成果が花開き、少しずつ選手たちも集まってくるようになった。

「関東でしかも神奈川。ほかに強豪チームがある中で、(クラブとして)アピールをしていく中で選手たちがちょっとずつ来てくれるようになり、その流れができつつある。あとは自分たちがやっているサッカーに対して、選手たちを集めてどう成長させていくかが大事」(和田監督)

[3-4-2-1]のシャドーでプレーした岩崎亮佑。サッカーセンスの高さを随所に感じさせるプレーで攻撃を引っ張った

決勝は1-3の敗北。終盤に前田のゴールで1点を返したものの、あと2点が遠かった

 

まだまだクラブとしてやるべきことはあるし、トップチームに選手を送り込むためにはよりブラッシュアップしていく必要はある。だが、今夏に残した足跡はクラブにとって財産になるはずだ。

「満足してはいないけど、チームとして歴史に名を残せたことは良かったと思う」とは前田の言葉。斉藤光毅(スパルタ・ロッテルダム)を筆頭に、ユースを経てステップアップを果たす選手が増えてきた。その中で今夏の全国準優勝は、ほかのカテゴリーの選手たちにとって刺激になるだけではなく、横浜FCアカデミーの発展をさらに加速させていく礎になるはずだ。

(写真と文/松尾祐希)

10日間にわたる熱戦を戦いぬいた横浜FC Jrユース。惜しくも準優勝に終わったが、今後のサッカー人生に役立つ時間だったのは確かだ

 

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