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窮栗鼠に噛まれる。残留争いの下位に連敗……2022シーズンJ2第30節・大宮戦(A)マッチレビュー

▼2022明治安田生命J2リーグ 第30節

8月6日(土)19:03キックオフ/NACK5スタジアム大宮(6,633人)
大宮アルディージャ 3-2 横浜FC

【得点】
3′ 大宮/柴山昌也
14′ 横浜FC/亀川諒史
48′ 大宮/柴山昌也
50′ 横浜FC/サウロ・ミネイロ
64′ 大宮/富山貴光

 

教訓は生かされなかった。前節、ホームでの岩手戦。立ち上がりから鎧袖一触とばかりに人数をかけて攻め込み、見事にカウンターを返されて失点すると、取り返すために前がかりに攻め、後半開始早々にも低い位置で横パスをカットされてからのカウンターでリードを広げられた。そして何でもないロングボールに、選手が被って3失点目。こちらが2点返したところは違うが、3失点ともその時間帯、2失点目と3失点目は失点の仕方が酷似していた。

(対戦時点で)19位の岩手、21位の大宮と、両チームとも残留争いの渦中にある。「どこかで緊張の糸が緩んでいたかもしれない」と、試合前日の会見で武田は率直に語った。もちろん前節のことだけに、そこは気をつけていたはずだったが、守護神のスベンド・ブローダーセン、エースの小川航基が先発し、キャプテン長谷川竜也もベンチに復帰したことで安心感を感じていたのはサポーターだけではなかったのかもしれない。

【選手交代】(横浜FCのみ)
63′ 松浦→長谷川
73′ ゼイン→山下、亀川→武田
80′ ハイネル→伊藤翔、サウロ→千真

 

▼続く立ち上がりの失点

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