袴田裕太郎「絶対に負けたくない相手でした」、田代真一「自分たちも結果を出さなければいけないけど、横浜FCにもJ1に上がってほしいと本当に思っている」……J2第30節・大宮戦(A) 相手選手コメント
■袴田 裕太郎
「自分としては絶対に負けたくない相手でした。チームとしてもなかなか勝ててない状況だったので、まずはどんな試合になっても勝つことだけを考えてやっていた。そこを結果で示すことができて良かった。ホームで首位相手に勝てたというのが、この後チームに勢いがつくと思う」
――横浜FCの攻撃に対しては、どうやって守ろうと?
「本当に強力な選手がいて、今日はサウロ・ミネイロだったりイサカ・ゼイン、山下(諒也)と個人で特徴のある選手がいたので、ラインのアップダウンだったりで優位に立とうと最終ラインの選手で話していた。細かなところで90分間集中してやることができた。2失点したのは課題ですけど、勝てて良かったかなと思います」
――あれだけ前からプレスに行って、サウロもいるところで最終ラインを上げるのも勇気が必要だったのでは?
「試合中、ロングボールを蹴られたら危ない場面が何度かあった。でも相手が下げてくれたり、後ろで時間をかけてくれたりしたので助かった部分もあった。自分たちが思い切ってラインを上げてプレッシャーをかけることができていたのでそういう状況になったと思う。そこは狙いだったので、次の試合も継続していきたい」
――前半は横浜FCにプレスをくぐられる場面が多かったですが、後半はそれが減ったと思います。ハーフタイムの指示は?
「もっとチャレンジしていこうと言われた。たとえ自分たちがリードしていても引かずに前に出て行こうと思っていたので、後半はもっとチャレンジして前に押し上げていけたと思います」
――サウロと敵としてやってみてどうでしたか?
「速かったし、強えっす、やっぱりあいつ(笑)。一瞬のスピードもあるし、腕の力も強いし、かなり脅威でしたね」
――大宮には「CBとして来てくれ」ということでしたか?
「はい、そうです。左SBも状況としてはあるかもしれないけど、CBとしてと」
――田代真一選手と一緒に最終ラインでプレーしている姿も懐かしかったです。
「大宮に来てマサ(田代)くんと出るのは初めてだったけど、久しぶりで楽しかったです。やっぱ熱い男でした(笑)」
■田代 真一
「スタートから出たかったですけど、なかなかチームで結果が出ない中で、体制が変わってからホームで初めて勝てたので嬉しいです。個人的には、やっぱり普通の相手とは違う感情もあるし、感謝もめちゃくちゃあるし、今日は敵だったけど超応援しているし、自分たちも結果を出さなければいけないけど、横浜FCにもJ1に上がってほしいと本当に思っている。そこは自分たちも負けていられないという気持ちももちろんあるし、今日は勝てたけど、知ってる選手もいっぱいいるし、一緒に頑張っていけたらと思います」
――投入されるとき、相馬監督からの指示は?
「最後に失点する場面も多かったので、雰囲気のところを自分では作っていきたいと思っていた。特に指示というより、やることは分かっていた」
――5バックにして中の3枚で跳ね返せ、と?
「うん。でも5枚にしたけど引くことなく、前線の選手もラストまで頑張ってくれた。そこは助かりました」