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灼熱の群馬。初のクラセンベスト4も決勝は遠く……2022クラブユースサッカー選手権準決勝・セレッソ大阪U-18戦マッチレビュー

▼第46回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 準決勝

8月1日(月) 16:00キックオフ/正田醤油スタジアム群馬(241人)
セレッソ大阪U-18 1-0 横浜FCユース
【得点】
54′ C大阪U-18/白濱聡二郎

 

暑い夏の真っ盛りに、内陸特有の殺人的な暑さで知られる群馬県にて開催され、日本サッカー界の夏の風物詩となっている“クラセン”こと日本クラブユースサッカー選手権大会。高校生年代のクラブユースチームの日本一を決定するこの大会で、横浜FCユースは一昨年のベスト8が最高順位であり、昨年はベスト16で清水エスパルスユースに敗れて姿を消した。

小野信義監督率いる横浜FCユースは、今年はこのクラセンで「4強入り」を目標に掲げて臨んだ。グループリーグ初戦、アビスパ福岡U-18戦を2-0で勝利し順調なスタートを切ると、2戦目のモンテディオ山形ユース戦は固い試合を後半の高塩隼生のゴールで1-0と競り勝ち決勝トーナメント進出を決めた。3戦目のセレッソ大阪U-18選手は互いに主力を温存する中、控えだった庄司啓太郎らFW陣が爆発して4-0と一方的な展開でグループリーグ全勝と勢いに乗った。

決勝トーナメントに入り、ベスト16ではかつて四方田修平監督が長年率いた北海道コンサドーレ札幌U-18に対し、前半からペースを握って3-1で退けた。そしてベスト8で対戦したのは、2年前にもベスト8で立ちはだかった西の雄、サガン鳥栖U-18。現在プレミアリーグWESTで首位を独走する強豪に、ベスト16で退場処分を受けたキャプテン池谷銀姿郎を欠く中、前半はシュート0本、後半も3本と苦戦を強いられたが、後半開始早々に挙げたヴァンイヤーデン ショーンの値千金のゴールを守り切り、ついに歴史を塗り替えた。

横浜FCユースは目標を新たに「優勝」へと定め、この準決勝を戦った。準決勝のもう一試合は、横浜F・マリノスユース×柏レイソルU-18。決勝で横浜ダービーが実現すれば、こんなに熱いことはない。しかしその夢は、一発のCKで脆くも崩れ去った。

【選手交代】(横浜FCユースのみ)
HT 須田→守屋
56’ 金子→高橋
76’ 井上→許田、清水→林、永田→木村

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