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斉藤光毅『幹になる!』……連載コラム第1回

▼2/27、ついに怪我から復帰!

光毅自身のプレーに特に変化があったようには見えませんでしたが、その前の苦しかった半年間も含めて、ブレずに日々努力を続けてきた結果かなと思いました。また開幕前に監督が代わったことも大きかったと思います。コーチだったペーター・ファン・デル・ヴィーン氏が監督に就任して、それまでサイドやウイングで出場していたのですが、開幕戦でいきなりワントップで起用されたんです。そこで結果を出したことで、その後の試合でも本人も自信を持ってプレー出来ているように見えました。

しかし11月の半ばごろから少し怪我の予兆みたいなものが出てきて、結果的に12月初めに離脱ということになってしまいました。順調なスタートを切って活躍していただけに、光毅も「本当にもったいない」と、このタイミングでの怪我にショックを受けた様子ではありました。でもそんな状況でも深くは落ち込まないのが光毅らしいところで、「サッカーには怪我はつきものだから」と切り替えて、治療に専念しながら、リハビリ期間も可能な範囲のトレーニングや語学力向上など日々できることを着実にこなしていました。

周囲のサポートのおかげもあって、2月中旬にようやくチームに合流できました。チームのセッションで行う筋トレ以外にも、個人的にパーソナルトレーナーをつけてトレーニングしていたおかげで、「怪我する前より、当たり負けしなくなったかな」と語っていました。

そしてついに、2/27に行われたロイヤル・エクセル・ムクスロン戦で、光毅は2カ月ぶりにピッチに戻ってきました! ベンチからのスタートではありましたが、0-0で迎えた後半開始から左ウイングのポジションで投入され、出だしから積極的な動きでボールを引き出すと、50分と66分に決定的なシーンを作るなど活躍を見せました。結果は残念ながらスコアレスドローに終わり、ゴールやアシストこそなかったものの、ホームの観客を大いに沸かせていました。光毅は「今日は調子も良く気持ちよくプレーできた!」と手応えを語っていました。これからコンディションも徐々に上がっていくと思うので、皆さんも光毅の活躍を期待していてください!

復帰戦に臨む光毅(写真提供/Lommel SK)

 

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